山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

富士北麓の草原にある岩に付着していたシダ 令和1年8月18日

2019年08月21日 | 番外編
 北岳に生育する高山性シダを見るようになってからシダ植物の知識の必要性を感じている。しかしこのシダの仲間は種類が多いうえに分類を見ても複雑多岐に渡っており読んでもさっぱりわからない。大きな図鑑を買ったものの見てきたシダがどの分類に入るのか分からないため使いこなせないでいる。いつか分かるようになるのだろうか?前途多難である。富士山麓の花散策をした際に岩の隙間を覗き込むと何種類か岩に付着したシダが見つかった。


    草むらの中に飛び出していた岩に付着していたシダ。


    これはいったい何?


    胞子嚢群は葉の辺縁に並んでいる。


    トリーミング。毛が生えているように見える。

 富士山の植物図鑑(東京書籍)という本に何種類かシダが載っている。それを見てみるとどうやらイワデンダ(イワデンダ科)というシダが近い。さらにシダ植物の検索の際に参考にさせていただいている「ノパの部屋」というサイトで見てみると、どうやらイワデンダで間違い無さそうである。


    別の岩。ここには2種類のシダが付着している。


    まずは下側にあるシダから見る。


    胞子嚢群は小葉の真ん中に配列。


    トリーミング。袋状になっているこの胞子嚢、フクロシダだろうか?


    上側に付着していたシダ。


    胞子嚢群は葉の辺縁寄りに配列。


    トリーミング。毛が生えていてキタダケデンダに似たような感じ。正体は何だか分からない。

 まだ始まったばかりのシダ類の勉強、分からなくて当然である。いろいろ観察しているうちにいつか見分けがつくようになることを期待している。


コメント
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