先週に引き続き山梨県県南部のシダを散策であるが、今回は単独で沢を遡上して探索してみた。この季節ならばまだヤマヒルにやられる心配は無く、かつ常緑性ないしは冬緑性のシダを気遣い無く散策できる。水量が少ない支脈とはいえ、渡渉の際に少しばかり水に浸かってしまうのは覚悟の上で入渓する。
カタヒバ群生。このあたりにはカタヒバがたくさん群生しており、中には木に着生しているものも見られる。
ハナワラビの仲間発見。期待して近付いてみるが、いつもの(と言ったらシダに失礼だが)オオハナワラビだった。
この岩にびっしりと付着しているのもシダの仲間だった。ずっと苔だと思っていた。
ウチワゴケ。苔の名が付くがシダの仲間。ラッパ型のソーラスが付着している。
渓谷に生えるトウゲシバ。葉の柄の部分があまり細くならず、ホソバノトウゲシバになるのではないかと思う。
木に何か着生している。
サジラン。山梨県絶滅危惧Ⅱ類であるが、県南部の沢沿いでは普通に見かけられることが分かってきた。
岩に着生したサジラン。
裏側の線形ソーラス。
こちらも木に着生していたシダ、アオネカズラ。
沢を見下ろすように生えているアオネカズラ。
裏側から見る。
1本の木に驚くほどにたくさん着生していた。
明瞭な道が無くあまり人が訪れることが無い沢。倒木が多くて荒れているが美しい沢である。
湿った岩壁にチャセンシダらしきものを発見。
マクロレンズで撮影してトリーミング。表側の2枚の翼。
裏側。撮影角度が悪かったがもう1枚翼があるように見える。おそらくこれはイヌチャセンシダだろう。環境的にも渓谷の湿った岩壁を好むらしい。
ベニシュスランの葉。
昨年のガラが残っていた。その柄に葉が付いており、左手には新しい葉が芽吹いている。おそらくこれから新しい葉に置き換わって行くところなのだろう。
運が良ければ見つかるかもしれないと思っていたこのシダ。残念なことに大部分の葉が傷んで千切れてしまっている。
裏側から見る網目状の葉脈。ソーラスはこの葉脈に沿って付着するらしいが今回は見られず。
もう一株発見。山梨県ではきわめて稀少なシダ、タキミシダ。
本流(といっても支脈だが)に戻る。もう少し時間はあるが、本日はもう運を使い果たしているだろう。撤退。
アオネカズラは出会えるだろうと思っていたがあれほどたくさん着生している木が見つかるとは思ってもいなかった。あれだけでも大収穫だったが、さらにはまず見つからないだろうと思っていたタキミシダに出会えたのは大きな喜びだった。渡渉で足を滑らせて2回ほどくるぶしの上まで水に浸かるアクシデントがあったが、そんなことなど忘れてしまうような胸に熱い感動が残る渓谷散策となった。
カタヒバ群生。このあたりにはカタヒバがたくさん群生しており、中には木に着生しているものも見られる。
ハナワラビの仲間発見。期待して近付いてみるが、いつもの(と言ったらシダに失礼だが)オオハナワラビだった。
この岩にびっしりと付着しているのもシダの仲間だった。ずっと苔だと思っていた。
ウチワゴケ。苔の名が付くがシダの仲間。ラッパ型のソーラスが付着している。
渓谷に生えるトウゲシバ。葉の柄の部分があまり細くならず、ホソバノトウゲシバになるのではないかと思う。
木に何か着生している。
サジラン。山梨県絶滅危惧Ⅱ類であるが、県南部の沢沿いでは普通に見かけられることが分かってきた。
岩に着生したサジラン。
裏側の線形ソーラス。
こちらも木に着生していたシダ、アオネカズラ。
沢を見下ろすように生えているアオネカズラ。
裏側から見る。
1本の木に驚くほどにたくさん着生していた。
明瞭な道が無くあまり人が訪れることが無い沢。倒木が多くて荒れているが美しい沢である。
湿った岩壁にチャセンシダらしきものを発見。
マクロレンズで撮影してトリーミング。表側の2枚の翼。
裏側。撮影角度が悪かったがもう1枚翼があるように見える。おそらくこれはイヌチャセンシダだろう。環境的にも渓谷の湿った岩壁を好むらしい。
ベニシュスランの葉。
昨年のガラが残っていた。その柄に葉が付いており、左手には新しい葉が芽吹いている。おそらくこれから新しい葉に置き換わって行くところなのだろう。
運が良ければ見つかるかもしれないと思っていたこのシダ。残念なことに大部分の葉が傷んで千切れてしまっている。
裏側から見る網目状の葉脈。ソーラスはこの葉脈に沿って付着するらしいが今回は見られず。
もう一株発見。山梨県ではきわめて稀少なシダ、タキミシダ。
本流(といっても支脈だが)に戻る。もう少し時間はあるが、本日はもう運を使い果たしているだろう。撤退。
アオネカズラは出会えるだろうと思っていたがあれほどたくさん着生している木が見つかるとは思ってもいなかった。あれだけでも大収穫だったが、さらにはまず見つからないだろうと思っていたタキミシダに出会えたのは大きな喜びだった。渡渉で足を滑らせて2回ほどくるぶしの上まで水に浸かるアクシデントがあったが、そんなことなど忘れてしまうような胸に熱い感動が残る渓谷散策となった。