シダの師匠はもちろん花に関しても詳しく、以前からいくつか見つからない花のご案内をお願いしていた。そのひとつが山梨県では北側のほうに分布しているミチノクフクジュソウである。何度か下見に行っていただいたようで、ようやく咲き始めたと花仲間を通じて連絡があった。本日は黒富士界隈を散策の予定だったので一度は行けないと連絡したのだが積雪のため行かないことにしたので、午前中に花仲間に連絡をして合流させてもらうこととなった。
花仲間の車に同乗させていただいて師匠を迎えに行き現地に移動する。今度はカメラを忘れないように、しっかりと持っていることを確認して行く。

初めて見るミチノクフクジュソウ。まだ咲き始めたばかり。

印象としては、少し背が高くなってから花を咲かせる感じ、少し色が薄い。葉が細いような印象も受ける。

一番肝心なのはこの萼片の長さ。確かに花弁の半分くらいの長さで、フクジュソウに比べると短い。

個体数はそこそこにあるが、それでも畑が荒れて半分くらいになってしまったと伺った。
フクジュソウとミチノクフクジュソウの一番の違いは萼片の長さである。フクジュソウは花弁と同じくらいの長さだがミチノクフクジュソウは半分くらいしかないらしい。はっきりと分かるものが多いのだが、萼片と花弁が区別しにくくて良く分からない個体もいくつか見かけた。花の色もミチノクフクジュソウのほうが薄くてクリーム色の花弁と言われている。満開の頃に再訪してみたいが、人の車に乗せてもらうと方向音痴の私はどこを走っているのか分からず、たどり着くかどうかが心配である。カメラは持って来たがGPSを忘れてきたのは痛かった。
次に案内していただいたのがこれもお願いしてあったイヌノフグリである。田畑の周辺に生えているとは書かれているがあるのはオオイヌノフグリばかりでイヌノフグリは全く見つかる気がしない。やっと見つけたと思ったのはコテングクワガタだった。

田畑の土手では無くて石垣の間に生育していたイヌノフグリ。

小さいとは聞いていたが想定外に小さい。これではあったとしても見つけられないだろう。

トリーミング画像。オオイヌノフグリとは葉の形も違う。

フグリの名の由来となっている種。これも極小である。
師匠の家でコーヒーをご馳走になった後にさらにもう1ヶ所ご案内していただいた。これもレッドデータブックの分布地は見ているが自力では絶対に発見できないだろうと思っていたシダである。

夏緑生のシダなのでこの季節は枯れてしまっている。

しかし根元に生えるこの特徴的な毛を見ればすぐにそれと分かる。キンモウワラビだ。

葉裏いっぱいに付着しているソーラスの名残り。
本日ご案内していた植物は全て山梨県絶滅危惧種である。雪のおかげで予定変更となり、本日はこのような貴重な植物を見ることが出来た。こんなに見せてもらって良いのか、という気さえしてしまう。持つべきは良き師匠である。
花仲間の車に同乗させていただいて師匠を迎えに行き現地に移動する。今度はカメラを忘れないように、しっかりと持っていることを確認して行く。

初めて見るミチノクフクジュソウ。まだ咲き始めたばかり。

印象としては、少し背が高くなってから花を咲かせる感じ、少し色が薄い。葉が細いような印象も受ける。

一番肝心なのはこの萼片の長さ。確かに花弁の半分くらいの長さで、フクジュソウに比べると短い。

個体数はそこそこにあるが、それでも畑が荒れて半分くらいになってしまったと伺った。
フクジュソウとミチノクフクジュソウの一番の違いは萼片の長さである。フクジュソウは花弁と同じくらいの長さだがミチノクフクジュソウは半分くらいしかないらしい。はっきりと分かるものが多いのだが、萼片と花弁が区別しにくくて良く分からない個体もいくつか見かけた。花の色もミチノクフクジュソウのほうが薄くてクリーム色の花弁と言われている。満開の頃に再訪してみたいが、人の車に乗せてもらうと方向音痴の私はどこを走っているのか分からず、たどり着くかどうかが心配である。カメラは持って来たがGPSを忘れてきたのは痛かった。
次に案内していただいたのがこれもお願いしてあったイヌノフグリである。田畑の周辺に生えているとは書かれているがあるのはオオイヌノフグリばかりでイヌノフグリは全く見つかる気がしない。やっと見つけたと思ったのはコテングクワガタだった。

田畑の土手では無くて石垣の間に生育していたイヌノフグリ。

小さいとは聞いていたが想定外に小さい。これではあったとしても見つけられないだろう。

トリーミング画像。オオイヌノフグリとは葉の形も違う。

フグリの名の由来となっている種。これも極小である。
師匠の家でコーヒーをご馳走になった後にさらにもう1ヶ所ご案内していただいた。これもレッドデータブックの分布地は見ているが自力では絶対に発見できないだろうと思っていたシダである。

夏緑生のシダなのでこの季節は枯れてしまっている。

しかし根元に生えるこの特徴的な毛を見ればすぐにそれと分かる。キンモウワラビだ。

葉裏いっぱいに付着しているソーラスの名残り。
本日ご案内していた植物は全て山梨県絶滅危惧種である。雪のおかげで予定変更となり、本日はこのような貴重な植物を見ることが出来た。こんなに見せてもらって良いのか、という気さえしてしまう。持つべきは良き師匠である。