1日中青空が広がったこの日は日没の頃になってもほとんど雲が出ず富士山がスッキリと見えている。日没後の西の空には明るい金星が輝き、そのすぐ上にはプレアデス星団が輝いている。この金星とプレアデス星団は4月2日から5日にかけて大接近するという天体現象が起こる。この二つを同時に撮影することは出来るのかどうか?問題なのは金星の明るさにプレアデス星団が負けてしまうこと、もうひとつは明るい金星から出てしまうゴーストである。もうひとつ、本日の夜7時15分ごろに明野あたりから八ヶ岳を見ると、八ヶ岳を越えて行く国際宇宙ステーションISSが見られることである。さらには、北極星の上に7等級くらいまで明るくなっているアトラス彗星(C/2019 Y4)が居るはず。少しばかり欲張り過ぎな星空観察である。3台のカメラを設置して撮影に挑むが、車両点検で代車を借りて機材を積み込んできたために簡易赤道儀スカイメモSの三脚との接続部品を積み忘れてきた。いろいろと工夫して、なんとかセットが完了する。
本日狙うのは主に八ヶ岳の空。均された畑の端にカメラを構える。
もう1台のカメラ。
夕暮れの八ヶ岳の空にカシオペア座が輝き、その右上に北極星が輝く構図でカメラを固定。
八ヶ岳の上に輝くカシオペア座。期待していたほど空は澄んでいなかった。
露出13秒×18コマを比較明合成。交差する上の2本は飛行機、八ヶ岳の上ギリギリを越えて右に飛んで行くのがISS。
星廻る八ヶ岳の空。もう1台のカメラで撮影した約400コマを比較明合成。地面が赤いのは自分のヘッドライトの赤ライトが照らしたため。
赤道儀で追尾した金星。偶然小さな流星が直下を流れた。
プレアデス星団。同じ撮影条件なのでなんとか同時に撮れそうだが、やってみないと分からない。
そしてアトラス彗星(C/2019 Y4)を狙ってみたが・・・とうとう画角内に捉えることは出来なかった。
金星と南アルプス、そしてオリオン座
金星と八ヶ岳
茅ヶ岳と北斗七星。明るい光跡は車のライト。
冬の大三角形が画角内に収まったところまでで、本日の撮影は終了。
思ったよりも空の霞が強くて星降るような空とはならず、また八ヶ岳周辺の町灯りが明るくてISSの軌道はあまりはっきりと捉えることは出来なかった。コロナウィルスの影響で飛行機の飛ぶ数は少ないだろうと予想していたが、それでもやはり避けて撮影することは困難である。現在10等級以下の彗星が3個見えているはずで、いずれも夕暮れの北側の空に位置しているはずだが、だいたいこの辺、という感じで狙ってもなかなか視野角に捉えることは難しく、8等級よりも暗い彗星は現在の装備で撮影することはほとんど困難である。アトラス彗星はさらに光度を増す予想なので、もう少し明るくなってからまた狙ってみたいと思う。北側に居るので山梨県から富士山と一緒に撮るのは難しく、瑞牆山か八ヶ岳の上を舞うところを捉えられればと思っている。
本日狙うのは主に八ヶ岳の空。均された畑の端にカメラを構える。
もう1台のカメラ。
夕暮れの八ヶ岳の空にカシオペア座が輝き、その右上に北極星が輝く構図でカメラを固定。
八ヶ岳の上に輝くカシオペア座。期待していたほど空は澄んでいなかった。
露出13秒×18コマを比較明合成。交差する上の2本は飛行機、八ヶ岳の上ギリギリを越えて右に飛んで行くのがISS。
星廻る八ヶ岳の空。もう1台のカメラで撮影した約400コマを比較明合成。地面が赤いのは自分のヘッドライトの赤ライトが照らしたため。
赤道儀で追尾した金星。偶然小さな流星が直下を流れた。
プレアデス星団。同じ撮影条件なのでなんとか同時に撮れそうだが、やってみないと分からない。
そしてアトラス彗星(C/2019 Y4)を狙ってみたが・・・とうとう画角内に捉えることは出来なかった。
金星と南アルプス、そしてオリオン座
金星と八ヶ岳
茅ヶ岳と北斗七星。明るい光跡は車のライト。
冬の大三角形が画角内に収まったところまでで、本日の撮影は終了。
思ったよりも空の霞が強くて星降るような空とはならず、また八ヶ岳周辺の町灯りが明るくてISSの軌道はあまりはっきりと捉えることは出来なかった。コロナウィルスの影響で飛行機の飛ぶ数は少ないだろうと予想していたが、それでもやはり避けて撮影することは困難である。現在10等級以下の彗星が3個見えているはずで、いずれも夕暮れの北側の空に位置しているはずだが、だいたいこの辺、という感じで狙ってもなかなか視野角に捉えることは難しく、8等級よりも暗い彗星は現在の装備で撮影することはほとんど困難である。アトラス彗星はさらに光度を増す予想なので、もう少し明るくなってからまた狙ってみたいと思う。北側に居るので山梨県から富士山と一緒に撮るのは難しく、瑞牆山か八ヶ岳の上を舞うところを捉えられればと思っている。