山梨県ではごく限られた場所にしか生育していないフジシダは常緑性のシダである。師匠から1カ所は生育地の情報をいただいているが、まだ残雪があって登るのが大変なうえに、おそらく状態が良く無いであろう。その場所とは別の場所で、このシダを先日見てきたばかりだという花仲間に情報をいただき、さっそく見に行ってきた。
本日登るのはこんな巨木が茂っている谷である。
苔の緑が鮮やかな清涼感あふれる谷。苔の臭いが匂ってきそうである。
複雑に絡み合った木の根
苔の生い茂る倒木
ホソバトウゲシバ
ここに生えているホソバトウゲシバは一段と葉が細い。
コケシノブ
こんな苔が生い茂る豊かな自然の中にこのシダが生えている。
フジシダ(コバノイシカグマ科)
小さなソーラスが羽片の辺縁に付着している。
上品な美しいシダであるが、苔の緑に溶け込んで生えているその姿がさらに美しい。
細長くたれ下がるフジシダ。先端部には無性芽と小葉が付いている。
無性芽と小葉
水滴を湛えた無性芽
さらに上流へ行くと主のような大木。
裏側にはオシャグジデンダが着生していた。
オシャグジデンダ
ここが沢の源頭。ここから水が湧き出している。
源頭を越えて水は無くなり平坦地に出た。
沢を登り切って平坦地に出た。GPSで位置を確認するとそこから標高差で100mほど登ると小ピークに登れるようである。道は無いが登れない斜面では無いので行ってみることにする。稜線まで抜けるとそこには別ルートからの尾根道が付いていた。
すぐ上に見える小ピーク。
山頂到着。小さな山頂の看板が付いていた。
その先の急斜面を下りてみるが・・・これがかなりの難コース。
下りてきた急斜面。ところどころ大岩があって迂回しながら通過。滑り易くてちょっとばかり危なかった。
傾斜が緩くなったところには炭焼き釜の跡があった。
GPSで位置確認しながら登って来た沢に下りる。踏むのが申し訳ないような一面の苔。
こちらにもたくさん生育していたフジシダ。
岩に垂れ下がるフジシダ
山盛りのフジシダ三昧。
この木が見えてくると沢はもうすぐそこだ。
予定では沢をちょっと登ってシダだけ見てくるはずだったが、結局は沢を登り詰めた上にある小ピークを周回することになってしまった。そのおかげで、沢沿いだけでなく山の斜面にある山盛りのフジシダに出会うことが出来た。周辺にある他の沢もちょっとだけ覗き込んでみたが、この沢のように苔がびっしりと生い茂っている場所は見当たらなかった。今回の渓谷は特別な場所であるように感じた。素晴らしい場所を教えてくれた花仲間に感謝である。
本日登るのはこんな巨木が茂っている谷である。
苔の緑が鮮やかな清涼感あふれる谷。苔の臭いが匂ってきそうである。
複雑に絡み合った木の根
苔の生い茂る倒木
ホソバトウゲシバ
ここに生えているホソバトウゲシバは一段と葉が細い。
コケシノブ
こんな苔が生い茂る豊かな自然の中にこのシダが生えている。
フジシダ(コバノイシカグマ科)
小さなソーラスが羽片の辺縁に付着している。
上品な美しいシダであるが、苔の緑に溶け込んで生えているその姿がさらに美しい。
細長くたれ下がるフジシダ。先端部には無性芽と小葉が付いている。
無性芽と小葉
水滴を湛えた無性芽
さらに上流へ行くと主のような大木。
裏側にはオシャグジデンダが着生していた。
オシャグジデンダ
ここが沢の源頭。ここから水が湧き出している。
源頭を越えて水は無くなり平坦地に出た。
沢を登り切って平坦地に出た。GPSで位置を確認するとそこから標高差で100mほど登ると小ピークに登れるようである。道は無いが登れない斜面では無いので行ってみることにする。稜線まで抜けるとそこには別ルートからの尾根道が付いていた。
すぐ上に見える小ピーク。
山頂到着。小さな山頂の看板が付いていた。
その先の急斜面を下りてみるが・・・これがかなりの難コース。
下りてきた急斜面。ところどころ大岩があって迂回しながら通過。滑り易くてちょっとばかり危なかった。
傾斜が緩くなったところには炭焼き釜の跡があった。
GPSで位置確認しながら登って来た沢に下りる。踏むのが申し訳ないような一面の苔。
こちらにもたくさん生育していたフジシダ。
岩に垂れ下がるフジシダ
山盛りのフジシダ三昧。
この木が見えてくると沢はもうすぐそこだ。
予定では沢をちょっと登ってシダだけ見てくるはずだったが、結局は沢を登り詰めた上にある小ピークを周回することになってしまった。そのおかげで、沢沿いだけでなく山の斜面にある山盛りのフジシダに出会うことが出来た。周辺にある他の沢もちょっとだけ覗き込んでみたが、この沢のように苔がびっしりと生い茂っている場所は見当たらなかった。今回の渓谷は特別な場所であるように感じた。素晴らしい場所を教えてくれた花仲間に感謝である。