山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

復活したカタクリ群落 敷島カタクリロード  令和2年4月12日

2020年04月14日 | 里に咲く花
 この日も午後から天候が崩れる予報である。前日と同じく早朝からスミレを中心に花巡りの計画を立てて、朝6時に目を覚ましてまずは帯那山のシハイスミレとゲンジスミレなどを観察に出かける。現地の近くまで車が入れるはずだったが、今年はかなり手前で林道が閉鎖になっていて通れなくなっていた。ならば登山道を使って林道を短絡する作戦に出るが・・・準備して登山靴を履いていざ出発!というところでとんでもない忘れ物をやらかしたのに気付く。カメラを置いてきてしまった。別のカメラもあるにはあるのだが、小さなシハイスミレを接近して撮影するには77㎜口径のレンズでは接写が困難である。心くじけて一旦自宅に戻る。時刻は8時を過ぎてしまった。こんな日はたいてい良いことは無いものである。次の目的地に葉のギザギザした交雑スミレを見に行くが葉だけしか出ておらず撤退、その次に訪問したのがこの敷島カタクリロードである。もう何年も通っている場所であるが、数年前に斜面の大規模な伐採のために林道が削られてカタクリはだいぶ減ってしまっていた。葉は出ていたのでいつか復活するのではないかと期待していたがようやく・・・といった感じである。


    数年通っている場所であるが、ようやくカタクリが復活してきた。今まででいちばんたくさん咲いている。


    復活したカタクリの花園


    ちょうど満開、見事である。


    カタクリ


    カタクリ


    カタクリ


    イブキスミレとカタクリ


    色の薄いイブキスミレ


    色が濃い目のイブキスミレ


    伐採で日当たりが良くなった斜面にはマルバスミレが増えていた。

 この場所ではもうひとつ、楽しみにしている花がある。林道周辺が伐採されて山が乾燥化しつつあり、無くなってしまうのではないかと心配していたが、意外と例年と変わらずに花を咲かせている。


    例年とあまり変わらずに花を咲かせてくれたアズマイチゲ


    大群落とまでは行かないがそこそこに花数はある。


    しかし少し遅くて痛み出している。さらに空模様が悪くて花を開いてくれない。

 もしこの場所でアズマイチゲの花が開いていたら、数日前に訪問したばかりの北杜市にあるミチノクフクジュソウとアズマイチゲの花園を訪れてみようと思ったのだが、この様子では望み薄である。では、天候に左右されない4種類のネコノメソウ属が咲く渓谷、黒平を訪れてみよう、と思ったのだが、ここでガソリン切れになってしまう。一旦甲府の街に戻る。


    純白のカタクリに出会えた。白花のカタクリは初めて見る。(これで本日の運が尽きたか?)
コメント
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