北岳山荘を折り返してトラバース道に向かう。キタダケソウが楽しみであるが石灰岩が混じるこの登山道沿いには花だけでなく変わったシダも多く生育している。ペースが遅れてしまい他のメンバーには申し訳ないのだがじっくりと観察しながら歩いてみる。

ミネズオウ

山梨にはベニバナは無いと思っていたのだが、うっすらピンク色の個体があった。

岩間に生えるミヤマムラサキ

まだ葉を展開したばかりのヤツガタケシノブ。葉が細くて別物のように見える。

別の場所でも発見。

石灰岩地を好むイワウサギシダはまだ葉を展開していなかった。

キタダケソウ。盛期は過ぎているがまだ十分に見られる。

間ノ岳が後ろに見える場所だが、この時間にはもう雲に巻かれてしまった。キタダケソウの中に3~4割くらいハクサンイチゲが混じっている。

ミヤマクロユリはまだ咲き始めたばかり。

ミヤマアワガエリ。群生しているかと思ったがぽつぽつと生育している程度だった。

分からないのがこのナズナの仲間。茎や葉にほとんど毛が無いが茎の根元の部分だけ毛が生えている。根生葉が見えないがミヤマハタザオだろうか?

葉はやや広めで浅い鋸歯がある。茎には毛が多い。根生葉が見えないがこれはウメハタザオと思われる。

入山するたびに探していたこの花だが自力で発見出来ず、案内していただきようやく見ることが出来た。

運良く花が咲いていた。これはクロミノウグイスカグラ。
ゆったりペースで歩かせていただきお昼頃に八本歯のコルに到着した。ここから何本もあるハシゴ下りとさらに雪渓を下りることになる。準備していたチェーンスパイクを車の中に置き忘れてきてしまい一抹の不安があったが、ベテランの仲間がアイゼンを貸してくれて無事雪渓を下ることが出来た。

雪は少ないと言われつつも結構長い雪渓を下る。メンバーにちょっとしたトラブルもあった。

青々としているカラフトメンマ

カラフトメンマと雲に巻かれた鳳凰山

こちらにもシロウマオウギが生育していた。

咲き始めたばかりのミヤマハナシノブ

ミヤママンネングサはまだ蕾

橋を渡る。崩落していてガラガラである。

オオメシダ。下にあるのはイッポンワラビ。

ミヤマシダの群生。形も大きい。

もう終わりかけているテンナンショウ属。葉は2軸、仏炎苞の高さは葉と同じくらいだが、これはユモトマムシグサとするべきだろうか?
仏炎苞が赤紫色のテンナンショウ属を以前に大樺沢で見ているので探しながら歩いたが、咲いていた場所に葉はあったものの花には出会えなかった。時期が早いのか、あるいは今年は咲かないのかも知れない。バスに乗り遅れるのではないかと途中は少しピッチを上げたが、最終の4時40分には十分に間に合うところまで下りてあとはゆっくりと歩いて広河原に到着した。着いて一休みした途端に雨が降り出してきた。分からない植物が多々あったが、初めて出会う植物もたくさん見ることが出来た。天候もなんとか持ってくれて実りある北岳山行だったと思う。

ミネズオウ

山梨にはベニバナは無いと思っていたのだが、うっすらピンク色の個体があった。

岩間に生えるミヤマムラサキ

まだ葉を展開したばかりのヤツガタケシノブ。葉が細くて別物のように見える。

別の場所でも発見。

石灰岩地を好むイワウサギシダはまだ葉を展開していなかった。

キタダケソウ。盛期は過ぎているがまだ十分に見られる。

間ノ岳が後ろに見える場所だが、この時間にはもう雲に巻かれてしまった。キタダケソウの中に3~4割くらいハクサンイチゲが混じっている。

ミヤマクロユリはまだ咲き始めたばかり。

ミヤマアワガエリ。群生しているかと思ったがぽつぽつと生育している程度だった。

分からないのがこのナズナの仲間。茎や葉にほとんど毛が無いが茎の根元の部分だけ毛が生えている。根生葉が見えないがミヤマハタザオだろうか?

葉はやや広めで浅い鋸歯がある。茎には毛が多い。根生葉が見えないがこれはウメハタザオと思われる。

入山するたびに探していたこの花だが自力で発見出来ず、案内していただきようやく見ることが出来た。

運良く花が咲いていた。これはクロミノウグイスカグラ。
ゆったりペースで歩かせていただきお昼頃に八本歯のコルに到着した。ここから何本もあるハシゴ下りとさらに雪渓を下りることになる。準備していたチェーンスパイクを車の中に置き忘れてきてしまい一抹の不安があったが、ベテランの仲間がアイゼンを貸してくれて無事雪渓を下ることが出来た。

雪は少ないと言われつつも結構長い雪渓を下る。メンバーにちょっとしたトラブルもあった。

青々としているカラフトメンマ

カラフトメンマと雲に巻かれた鳳凰山

こちらにもシロウマオウギが生育していた。

咲き始めたばかりのミヤマハナシノブ

ミヤママンネングサはまだ蕾

橋を渡る。崩落していてガラガラである。

オオメシダ。下にあるのはイッポンワラビ。

ミヤマシダの群生。形も大きい。

もう終わりかけているテンナンショウ属。葉は2軸、仏炎苞の高さは葉と同じくらいだが、これはユモトマムシグサとするべきだろうか?
仏炎苞が赤紫色のテンナンショウ属を以前に大樺沢で見ているので探しながら歩いたが、咲いていた場所に葉はあったものの花には出会えなかった。時期が早いのか、あるいは今年は咲かないのかも知れない。バスに乗り遅れるのではないかと途中は少しピッチを上げたが、最終の4時40分には十分に間に合うところまで下りてあとはゆっくりと歩いて広河原に到着した。着いて一休みした途端に雨が降り出してきた。分からない植物が多々あったが、初めて出会う植物もたくさん見ることが出来た。天候もなんとか持ってくれて実りある北岳山行だったと思う。