まだ暑い日が続いているが、8月下旬の北岳はもう秋の風が吹き始めている頃だと思う。ずっと長雨が続いていて天候に心配があったが、直前に天気予報が変わり訪問する8月28日、29日の2日間は晴れとなった。おそらく、夏の終わりに咲くリンドウの仲間が咲いている頃ではないだろうか?6月下旬の開山日に登った時に見たカヤツリグサ科やイネ科の植物がどうなっているのかも気になる。そしてもうひとつ、トリカブトの仲間の違いと分布もある程度調べてみたいと思っている。体力的な不安があるが、それ以上に期待を抱きつつ、北岳に登ってみる。
天気に恵まれて青空の中に北岳が聳え立っている。
エゾサカネランは結実して実が付いていた。
初めて見る北岳のトラキチラン。見つかったのは1株のみで、既に痛み始めていた。
御池小屋近くで見たトリカブト。
花茎を見てみると屈毛である。これはキタザワブシであろう。
御池小屋周辺のハンゴンソウ群落。
かつてはセンジョウアザミが群生していた場所であるが、鹿の食害を受けてハンゴンソウに置き換わってしまった。
草すべりを登る。見下ろす白根御池とその向こうには鳳凰山。
センジョウアザミで戯れるウラギンヒョウモン
エゾシオガマが咲いていたが、食害の影響か、数が少ないうえに背の低いものばかり。
白根御池から上の草地では普通に見かけるオオバショリマ
ソーラスは小羽片のやや辺縁寄りに並ぶ。
草すべりの中に生えているトリカブト。
花茎を調べてみるとほとんどが屈毛で、キタザワブシと思われる。
しかし、時々違うものが混じっている。
このトリカブトは花茎が直毛である。おそらくこれがホソバトリカブトであろう。
葉を見てみると切れ込みが少し深いように見えなくもないが、葉だけで区別するのは難しそうである。
ミヤマハルガヤはもう枯れかけていた。
イワノガリヤスは普通に生えている。
草地を彩るタカネナデシコ
サンカヨウの青い実を見たかったがまだ成熟していなかった。
イブキトラノオの群生
イブキトラノオ
稜線に生えるコスギラン
数が少しずつ増えているように見える。
仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳
一緒に登った仲間たちから遥かに遅れてやっと北岳の稜線に登り着いた。もう少しで宿泊予定地の北岳肩の小屋である。足がガクガクで登るたびに衰えを感じる北岳である。しかし、この稜線上は分けの分からないカヤツリグサ科やイネ科の植物がたくさん生育していて、すっかり足が止まってしまった。(1日目後編に続く)
たぶんキタダケカニツリ
天気に恵まれて青空の中に北岳が聳え立っている。
エゾサカネランは結実して実が付いていた。
初めて見る北岳のトラキチラン。見つかったのは1株のみで、既に痛み始めていた。
御池小屋近くで見たトリカブト。
花茎を見てみると屈毛である。これはキタザワブシであろう。
御池小屋周辺のハンゴンソウ群落。
かつてはセンジョウアザミが群生していた場所であるが、鹿の食害を受けてハンゴンソウに置き換わってしまった。
草すべりを登る。見下ろす白根御池とその向こうには鳳凰山。
センジョウアザミで戯れるウラギンヒョウモン
エゾシオガマが咲いていたが、食害の影響か、数が少ないうえに背の低いものばかり。
白根御池から上の草地では普通に見かけるオオバショリマ
ソーラスは小羽片のやや辺縁寄りに並ぶ。
草すべりの中に生えているトリカブト。
花茎を調べてみるとほとんどが屈毛で、キタザワブシと思われる。
しかし、時々違うものが混じっている。
このトリカブトは花茎が直毛である。おそらくこれがホソバトリカブトであろう。
葉を見てみると切れ込みが少し深いように見えなくもないが、葉だけで区別するのは難しそうである。
ミヤマハルガヤはもう枯れかけていた。
イワノガリヤスは普通に生えている。
草地を彩るタカネナデシコ
サンカヨウの青い実を見たかったがまだ成熟していなかった。
イブキトラノオの群生
イブキトラノオ
稜線に生えるコスギラン
数が少しずつ増えているように見える。
仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳
一緒に登った仲間たちから遥かに遅れてやっと北岳の稜線に登り着いた。もう少しで宿泊予定地の北岳肩の小屋である。足がガクガクで登るたびに衰えを感じる北岳である。しかし、この稜線上は分けの分からないカヤツリグサ科やイネ科の植物がたくさん生育していて、すっかり足が止まってしまった。(1日目後編に続く)
たぶんキタダケカニツリ