ミヤマウラジロは石灰岩地を好むシダであるが、石灰岩地の少ない山梨県ではあまり見かけないシダである。丹波山村あたりまで遠征すれば容易に見られるらしいが、なかなか時間がとれずにまだ見たことが無いシダのひとつである。別件で師匠に連絡を入れたところ、東部富士五湖地方の林道脇に生育しているとの情報をいただき、さっそく見に行ってみた。お昼過ぎに現地付近に到着し、車を止めて準備しているとポツポツと雨が降り出してしまい、やがて頭上で雷鳴が轟き出した。これはあまりゆっくりしていられなそうだ。
林道脇の古い石垣の間から生えていたミヤマウラジロ。
見るのは初めてである。やっと会えたといった感じである。
葉の裏側には白粉が付着して白くなっている。
ソーラスは葉の辺縁に巻き込まれるように付着する。
茎にも白粉が付着していた。
生えているのは石垣のほんの一画だけで、個体数もあまり多くは無かった。
次第に雨脚が強くなり、一旦車に戻って待機するが、止みそうもない。もう1種類珍しいシダが生えているらしく、歩いて探索するつもりだったが、雷鳴激しく雨も強い。車で移動しながら路上駐車し、怪しい岩壁を見ながら探すことにする。
3ヶ所目くらいでそれらしきシダの姿があった。
コガネシダ。東部富士五湖方面でまれに見かけるシダである。
裏側のソーラスも撮影したかったが土砂降りになってそれどころではなくなった。
風で葉がブレてしまう。じっくり撮っている余裕無く、さっと撮って車に逃げ込む。
2種類の珍しいシダが生育しているのを確認し、もう少しじっくりと観察したい気持ちはあったが雨と雷のためこの日は撤退である。帰り際にはさらに前が見えないほどの土砂降りの雨となってしまった。いずれのシダも夏緑性のシダなので10月に入ると枯れ始めてしまうかも知れない。近くに行く時には再訪してみたいと思う。
林道脇の古い石垣の間から生えていたミヤマウラジロ。
見るのは初めてである。やっと会えたといった感じである。
葉の裏側には白粉が付着して白くなっている。
ソーラスは葉の辺縁に巻き込まれるように付着する。
茎にも白粉が付着していた。
生えているのは石垣のほんの一画だけで、個体数もあまり多くは無かった。
次第に雨脚が強くなり、一旦車に戻って待機するが、止みそうもない。もう1種類珍しいシダが生えているらしく、歩いて探索するつもりだったが、雷鳴激しく雨も強い。車で移動しながら路上駐車し、怪しい岩壁を見ながら探すことにする。
3ヶ所目くらいでそれらしきシダの姿があった。
コガネシダ。東部富士五湖方面でまれに見かけるシダである。
裏側のソーラスも撮影したかったが土砂降りになってそれどころではなくなった。
風で葉がブレてしまう。じっくり撮っている余裕無く、さっと撮って車に逃げ込む。
2種類の珍しいシダが生育しているのを確認し、もう少しじっくりと観察したい気持ちはあったが雨と雷のためこの日は撤退である。帰り際にはさらに前が見えないほどの土砂降りの雨となってしまった。いずれのシダも夏緑性のシダなので10月に入ると枯れ始めてしまうかも知れない。近くに行く時には再訪してみたいと思う。