良く似ているウコンウツギとキバナウツギであるが、どうやら区別の仕方をずっと間違えていたようである。ネット上の記述の中に、ウコンウツギには花柄があるがキバナウツギには花柄が無いと記されていたものがあり、信じていたのだが、どうやらこの記述は花柄では無くて葉柄の間違いのようである。図鑑の中には花柄に関してそのような記述が無いものもあり、葉柄だけで区別するのもやや難しそうである。最も分かり易いのは花の形であろう。ウコンウツギは根元からラッパ型に徐々に花筒が広がって行くのに対してキバナウツギでは花筒の途中から急激に広がっているようである。今まで見てきたものは全て花柄があったのでウコンウツギだと思っていたのだが、画像を確認してみるとその中にキバナウツギと思わしきものがあることに最近気付いた。
令和3年6月 西沢渓谷で見てきたもの。
これはウコンウツギで良さそうである。
花の形を見ると、付け根部分から徐々に花筒が太さを増している。これはウコンウツギだ。
平成27年6月 三ツ峠で撮影したもの。この頃は知識が無くて何だか分からなかった。
左側にある花を見ると、花筒は徐々に広がっておりウコンウツギと思われる。葉にも柄があるように見える。
令和3年6月 三ツ峠で撮影したもの。双眼鏡で見て花に柄が付いていたのでウコンウツギだと思っていたのだが・・・
画像をトリーミングして見ると、花筒は付け根部分が細くて途中から急激に広がっている。これはキバナウツギのようだ。
同じ日に別の場所で撮影したもの。もう終盤でだいぶ痛んでしまっている。
トリーミングした画像。花筒は途中から急激に広がっている。キバナウツギで間違い無さそうである。
なかなか見つからなかったキバナウツギであるが、どうやら区別の仕方を間違えていたようで、おそらくウコンウツギと思って見てきたものの中にキバナウツギが混じっていたようである。咲いている場所は分かっているので、今年はきっちりと撮影し、葉の形や毛の生え方などもきっちりと観察してきたいと思っている。今年の課題のひとつはスイカズラ科の植物の観察である。難題と思われていたイワツクバネウツギの生育場所はほぼ確認出来ており、あとは花が咲くのを待つばかりである。チシマヒョウタンボクとコウグイスカグラ(ミツトウゲヒョウタンボク)の生育場所もほぼ分かっている。今年のうちに見て回れればと思っている。
結実したコウグイスカグラ(ミツトウゲヒョウタンボク)
令和3年6月 西沢渓谷で見てきたもの。
これはウコンウツギで良さそうである。
花の形を見ると、付け根部分から徐々に花筒が太さを増している。これはウコンウツギだ。
平成27年6月 三ツ峠で撮影したもの。この頃は知識が無くて何だか分からなかった。
左側にある花を見ると、花筒は徐々に広がっておりウコンウツギと思われる。葉にも柄があるように見える。
令和3年6月 三ツ峠で撮影したもの。双眼鏡で見て花に柄が付いていたのでウコンウツギだと思っていたのだが・・・
画像をトリーミングして見ると、花筒は付け根部分が細くて途中から急激に広がっている。これはキバナウツギのようだ。
同じ日に別の場所で撮影したもの。もう終盤でだいぶ痛んでしまっている。
トリーミングした画像。花筒は途中から急激に広がっている。キバナウツギで間違い無さそうである。
なかなか見つからなかったキバナウツギであるが、どうやら区別の仕方を間違えていたようで、おそらくウコンウツギと思って見てきたものの中にキバナウツギが混じっていたようである。咲いている場所は分かっているので、今年はきっちりと撮影し、葉の形や毛の生え方などもきっちりと観察してきたいと思っている。今年の課題のひとつはスイカズラ科の植物の観察である。難題と思われていたイワツクバネウツギの生育場所はほぼ確認出来ており、あとは花が咲くのを待つばかりである。チシマヒョウタンボクとコウグイスカグラ(ミツトウゲヒョウタンボク)の生育場所もほぼ分かっている。今年のうちに見て回れればと思っている。
結実したコウグイスカグラ(ミツトウゲヒョウタンボク)