山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

ゲンジスミレほころぶ 明野ゲンジロード  令和4年3月21日

2022年03月23日 | 里に咲く花
 暖かい日が何日か続き、武田神社のソメイヨシノがあっという間にほころび始めてしまった。雪の影響で早春の花の開花は遅れていたが桜の開花は例年と変わらないのではないかと思う。おそらくスミレはまだ咲いていないであろうが、他にも見ておきたい花があって、明野ゲンジロードを訪れてみる。


    さすがに雪は残っていない。


    シュンランはまだ蕾である。


    ウグイスカグラは咲き始めたばかりだった。


    花柄を見ると毛(腺毛)が生えている。花筒にも少し毛が生えていて、これはヤマウグイスカグラになるのではないかと思う。


    別の個体。こちらは花筒にも毛が多く生えている。ミヤマウグイスカグラになるのだろうか。


    タネツケバナが咲いている。


    イブキスミレの葉。花芽はまだ見えない。


    ゲンジスミレの葉。昨年よりは少し良いような感じがする。


    花芽が出ており、あと1週間もすれば咲きそうである。


    まだ蕾のゲンジスミレ


    気の早い株はもう咲く寸前だった。

 ゲンジスミレはあと1週間もすれば咲いている姿が見られそうだが、見ごろを迎えるのは4月に入ってからであろう。エゾアオイスミレやアケボノスミレ、アカネスミレはまだ葉も見えていなかった。

 さて、探している花はこのスミレたちよりも一足先に開花する。以前にこの場所で見たことがあり、毎年訪れるたびに探しているのだがその後は花を見かけていない。昨年は花が散った後の花穂を数株確認している。ひょっとしたらそろそろ咲いているのではないかと探してみる。


    これか?


    花芽は全く見当たらない。しかし、葉が細くて別物ではないかと思う。


    昨年花穂を見たあたりを探してみると、先ほどのものよりも葉が太くてしっかりしたものが生えていた。


    たぶんこれが探し物の葉だろう。まだ花芽は出ていない。

 探していたのはアマナという花である。山梨県の絶滅危惧種ではあるのだが、ランクは低い。しかし、私はこの場所でしか出会ったことが無く、しかも一度お目にかかっただけでその後は見ていない。それほど多い花では無いのではないかと思っている。葉が細いほうの花はヒメニラかも知れない。いずれにしても、花を確認してみないと分からない。4月に入ったら再訪してみたい。



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オベリスクの月 桃源郷新府(韮崎市) 令和4年3月20日

2022年03月23日 | 番外編
 もう少し満月に近い月を狙っていたのだが、前日・前々日とも天候に恵まれず、本日の月齢17の月を早朝に狙うこととなった。韮崎市まで出かけて鳳凰山に接近して地蔵岳に沈む月を狙うのだが、月が地蔵岳オベリスクにかかるのは日の出から15分~20分後くらいである。たぶん金色の月では無くて白い月になってしまっていると思う。


    本日は韮崎市の新府城跡近傍にある桃源郷から鳳凰山地蔵岳に沈む月を狙う。


    鳳凰山と月


    日の出を迎えて鳳凰山がうっすらとピンク色に染まっている。


    地蔵岳に月が迫る。








    狙っていたのはこの超望遠で捉えた月とオベリスク。空気が淀んでいて月もオベリスクも揺れて見える。





 予定通りの位置に月が沈んでくれたが、空気の淀みで月もオベリスクも輪郭がはっきりせず、ピンボケのように写ってしまったのが残念である。それと、距離を近付けすぎるとオベリスクの形があまり格好良くならないことも分かってきた。もう少し距離を離して、またの機会に狙ってみたい。

 この桃源郷新府は初めて訪れた場所であるが、周辺を散策してみることにした。


    ホトケノザの絨毯と八ケ岳


    こちらは甲斐駒ケ岳


    桃の木と富士山。桃の花が咲く頃には良い景色になるだろう。


    満開の梅の花と茅ヶ岳


    鳳凰山地蔵岳


    もうすぐ咲きそうな桜の木と八ケ岳


    梅の木には鳥がやって来ていた。


    この鳥は何の鳥? ヒヨドリ?

 桃の花が咲く頃にはきっと良い景色になるだろう。出来れば、月明かりが照らす夜にこの場所を歩いてみたいと思った。

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