山地帯のやや湿ったところを好んで生育する多年草である。高さは 1m ほどになる。茎はよく枝分かれし、縮れた毛が生える。根生葉は花時にはない。下部の葉は狭倒卵形~広卵形で、長さ30~40cmと大きく、上に行くほど小さくなる。葉の基部はくさび形に葉柄に流れ、縁には不揃いな重鋸歯がある。上部の枝先に径 2.5 ~ 3.5㎝の大きな頭花をつける。頭花の基部の苞葉は多くてよく目立つ。花期は 8 ~ 10 月。個体数は非常に少ない。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:なし
オオガンクビソウ 2023年8月 山梨市で撮影
茎は枝分かれして先端部に多数の花を付ける。
オオガンクビソウの花。托葉が多くて目立つ。
まだ黄色くなっておらず、開花には少し早かったようである。
下部の葉は大きく、根元は楔形で、翼を付けたように茎に流れる。葉の辺縁には不揃いな鋸歯がある。
小型であるがこれもオオガンクビソウと思われる。
栄養状態が悪いのかあまり元気が無く、サジガンクビソウのようにも見える。