長者ヶ岳山頂を午後1時少し前に出発して天子ヶ岳に向かう。アシタカツツジを探しながら歩くが、静岡県側の斜面では見かけるものの山梨県側にはあまり生えていないようである。天子ヶ岳への登りに差しかかったところで、ようやく山梨県側の斜面にもアシタカツツジが現れてきた。
長者ヶ岳山頂から見る富士山。午後になっても快晴の空が広がっている。
長者ヶ岳の稜線上にもカンアオイの仲間がたくさん生えていた。
冬期の花が咲いている時に花の中を見てみないと正体は分からない。
ユキザサは咲き始めたばかり。
クルマバソウも咲き始めである。
長者ヶ岳と天子ヶ岳のコル付近。向こうに天子ヶ岳が聳えている。
これは静岡県側の斜面に咲くアシタカツツジ。静岡県側にはたくさん咲いている。
シロヤシオツツジもたくさん生えていたが、花はまだ少ししか咲いていなかった。
こちらはトウゴクミツバツツジ。花はもう散り始めている。
トウゴクミツバツツジの花。雄しべは10本・・・あるはずである。
やっと現れてきた山梨県側のアシタカツツジ。
満開少し前のいちばん良い状態の花。
赤紫色の花がとても綺麗である。
葉は5枚で毛が生えている。
山梨県側の別の木。あまり数は多く無い。
満開の見ごろを迎えていたアシタカツツジ
これは県境を越えた静岡県側に咲いていたアシタカツツジ
見事な花付きである。
天子ヶ岳山頂。甲斐百山の一座だが山頂は静岡県側にある。
富士山展望台に立ち寄る。少し雲が出て来たが綺麗な富士山が見えている。
午後3時少し前に天子ヶ岳の富士山展望台に到着し、ここで大休憩する。もう誰も来ないだろうと思っていたら、これから白糸の滝側に下山するという単独の登山者に出会った。午後3時を過ぎた頃に折り返して長者ヶ岳に向かう。
フモトスミレがあちらこちらで咲いている。
途中で見つけたヤマウツボ。もう花が散っている。
こちらの株はまだ少しだけ花が残っていた。
午後4時半、長者ヶ岳山頂。さすがにもう誰も居ない。
薄雲が広がってきたがまだ富士山が良く見えている。
だいぶ日が延びたので急いで歩かずとも明るいうちには下山できるはずである。焦らずゆっくり歩いて、ちょうど6時に下山となった。天候に恵まれて1日中富士山の眺望が素晴らしく、ちょうど見ごろのアシタカツツジも存分に楽しむことが出来た。長時間の山歩きとなったが、今日はとても良い登山だったと思う。