昨年大規模な土手の草刈りが行われた河川敷であるが、その影響でクサフジが大増殖しているらしい。かつてこの河川敷に稀少なマメ科植物が生育していたとの話を聞いたことがあるが、最近は見つかっていないらしい。しかし、現在も熱心に調査を続けられている人も居る。おそらく、不慣れな私が歩いたとしても発見できるような代物では無いだろうが、ひょっとしたらという思いがあって草藪をかき分けて歩いてみた。

河川敷沿いにたくさん生えているクサフジ

見下ろす河川敷沿いもクサフジだらけである。これに似たマメ科の植物がかつて生育していたらしい。

大規模な草刈りによって大増殖したクサフジ

草むらをかき分けて先に進むが、歩かれたような跡がある。

たぶんギシギシ

あまりたくさんではないがカヤツリグサの仲間が生えていた。

これはミコシガヤであろう。

イネ科はまださっぱり分からない。

これはネズミムギか?

双眼鏡片手に河川敷を覗き込みながら探索したがそれらしき花は見つからず。

白花のクサフジがちらほらと見られた。

シロバナクサフジ

あの橋を渡って対岸を歩いて戻ろうと思ったのだが、工事中で橋は通れず。
クサフジの群れの中に探し物が隠れているのかどうかは不明であるが、そう簡単に見つかる代物では無さそうである。草刈りでだいぶ環境が変わってしまったようであるが、生き残っていることを期待したい。ひとつの橋は工事中で渡れず、その先の橋まで行こうと思ったのだが遥か遠くて歩き切れず、途中で引き返して車道を歩いて駐車場に戻った。