チャセンシダに良く似た常緑性のシダで、分布域も県南部で重なっている。生育環境が異なり、イヌチャセンシダは渓谷沿いの湿った岩の上を好んで生育している。チャセンシダと比べて葉柄がやや太くて折れやすいこと、葉が全体に大きいこと、先端部に無性芽を付けることが良くあるなどの点で異なるが、決定的な違いは葉柄の裏側にも翼を有し、計3枚の翼があることである。生育地が少ないが生育場所での個体数は比較的多い。
2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省なし

イヌチャセンシダ 令和2年5月 南部町で撮影。

イヌの名が付いているが個体数は少ない。

この個体はさほど大きくは無く、葉の大きさや葉柄の太さではチャセンシダとの区別は出来なかった。

斜め方向から見ると葉軸の上面側と下面側の翼が見える。

裏側をマクロ接写しトリーミング。軸の裏側にある翼が見え、これがチャセンシダとの違いである。
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2018年山梨県絶滅危惧ⅠB類(EN) 2017年環境省なし

イヌチャセンシダ 令和2年5月 南部町で撮影。

イヌの名が付いているが個体数は少ない。

この個体はさほど大きくは無く、葉の大きさや葉柄の太さではチャセンシダとの区別は出来なかった。

斜め方向から見ると葉軸の上面側と下面側の翼が見える。

裏側をマクロ接写しトリーミング。軸の裏側にある翼が見え、これがチャセンシダとの違いである。
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