平成23年4月24日
朝から晴天のこの日、前日の雨のおかげで春霞が飛び、富士山がくっきりと見える。緑ヶ丘運動公園から湯村山、白山を経て千代田湖の脇を走る県道に至り、この県道を甲府市街方向に歩いて和田峠中腹にある武田の杜遊歩道に到着した。時間は11時少し前。この遊歩道周辺がまた花の宝庫なのだ。
ジュウニヒトエ この武田の杜遊歩道沿いにたくさん咲く。
イチリンソウ ずいぶん数が減ってしまっている。他の場所に咲いているのも発見。
ヤマザクラは満開。向こうに見えるのが白山の山塊
ホタルカズラ 以前は数輪しか見つけられなかったが、その気で探すとたくさんあった。
ヒトリシズカ これもたくさんあるが、時期的にやや遅い。
キンポウゲ(だと思う) 数輪道端にひっそり咲いていた。
花の名前不明。1箇所だけ群落になってたくさん咲いていた。
遊歩道を15分ほど歩くと左側にやや大きな白い花の群落が目に付く。イチリンソウ群落だ。踏まれないように群落境界部には石の囲いが目印として敷かれている。初めてこの群落を見た3年前に比べると群落は小さくなり、花の咲き方も半分以下になってしまっていた。盗掘とは思えないが、このまま消滅してしまわないことを祈る。さらにこのあたりから道端にジュウニヒトエの花がこれでもかというくらい目に付くようになる。名前が凄いが、花もそれに負けないあでやかな花弁を何重にもつける、面白い花だ。さらにヒトリシズカ、ホタルカズラ、フデリンドウ、イカリソウなど、たくさんの花が咲く。アカネスミレもあったはずなのだが、今回は見つけることができなかった。
金子峠分岐のところで羽化したばかりのオオミズアオに出会った。
金子峠分岐の道標
12時20分、金子峠分岐部に到着。ここで大休憩し、昼食をとる。ふと見れば羽化したばかりの緑色の蝶、ではなくてオオミズアオという大型の蛾が道の傍らにぶら下がっていた。まだ翅が十分に開ききっていないようで、飛び立つこともなく私たちが食事している傍らでじっと木の枝に止まっていた。
金子峠 この上に弥勒館という建物がある。
淡雪山への登りは少しだけ岩になっているが、容易に通過できる。
淡雪山で記念撮影
さて、ここからまたやや急な登りとなる。金子峠への道は一部崩落していて巻き道になっているが、良く踏まれていて迷うことは無い。峠に着くと弥勒館という宗教団体の建物があるが、この前を通り過ぎてすぐ上の淡雪山まで登り、ここで休憩をとる。淡雪という名の如く、花崗岩とその風化した白砂でできたこの山は白い雪を抱いているかのように見える。
淡雪山の先の稜線は甲府盆地と富士山を見る絶景地。下に見える池は武田神社の北側にある竜華池(りゅうがいけ)。
ここから先は、かつて通の人しか歩かない薮ルートだったのだが、最近ルートが整備されて草や木が刈り払われ、すっかり普通の登山道と変わらなくなってしまっている。淡雪山から15分ほど登ったあたりの稜線は、甲府盆地の町並みが一望でき、左側の愛宕山の上に富士山が見える絶景地である。夜景はさぞかし綺麗だろうと思う。いずれは夜に訪れてみたい。
興因寺山山頂 大きな送電線鉄塔が立つ。眺望はあまり無い。
コブを2つ3つ越えると送電線鉄塔の立つ興因寺山山頂が眼前に迫る。切り払われた明瞭な道だが、眺望はあまり得られない。そして興因寺山山頂到着、時間は午後3時25分。歩いてきた稜線を振り返ると遥か向こうに小さく千代田湖が見える。ずいぶんと遠くまで歩いてきた気がする。
興因寺山から積翠寺農道に下りる途中にあった熊棚。我が家の裏山には熊が住んでいる。
農道脇の広場に止めた車に到着。左上には富士山がちらり。
興因寺山からは南側の広い尾根を真直ぐに下りる。途中の木の上にゴミが乗っているのかと思いきや、良く見ればこれは熊棚。しかも3つもある。木の上で熊が枝を折って座を造り、栗の実を食べた跡だ。しかも私の住む積翠寺のすぐ裏山、1時間ほどで到着できる場所だ。餌のある年は良いだろうが不作の時は里まで下りてくるかもしれない。かつて要害山で熊の目撃情報があり、しばらく閉鎖になったルートがあったが、この山域一帯はどこで熊に出会ってもおかしくない場所ということなのだろう。午後4時半、予め車を停めておいた林道脇の広場に無事到着した。
山歩きの後は恒例のカッパ寿司。せっかく歩いて減らした体重もこれでまた元にもどってしまう。
朝から晴天のこの日、前日の雨のおかげで春霞が飛び、富士山がくっきりと見える。緑ヶ丘運動公園から湯村山、白山を経て千代田湖の脇を走る県道に至り、この県道を甲府市街方向に歩いて和田峠中腹にある武田の杜遊歩道に到着した。時間は11時少し前。この遊歩道周辺がまた花の宝庫なのだ。
ジュウニヒトエ この武田の杜遊歩道沿いにたくさん咲く。
イチリンソウ ずいぶん数が減ってしまっている。他の場所に咲いているのも発見。
ヤマザクラは満開。向こうに見えるのが白山の山塊
ホタルカズラ 以前は数輪しか見つけられなかったが、その気で探すとたくさんあった。
ヒトリシズカ これもたくさんあるが、時期的にやや遅い。
キンポウゲ(だと思う) 数輪道端にひっそり咲いていた。
花の名前不明。1箇所だけ群落になってたくさん咲いていた。
遊歩道を15分ほど歩くと左側にやや大きな白い花の群落が目に付く。イチリンソウ群落だ。踏まれないように群落境界部には石の囲いが目印として敷かれている。初めてこの群落を見た3年前に比べると群落は小さくなり、花の咲き方も半分以下になってしまっていた。盗掘とは思えないが、このまま消滅してしまわないことを祈る。さらにこのあたりから道端にジュウニヒトエの花がこれでもかというくらい目に付くようになる。名前が凄いが、花もそれに負けないあでやかな花弁を何重にもつける、面白い花だ。さらにヒトリシズカ、ホタルカズラ、フデリンドウ、イカリソウなど、たくさんの花が咲く。アカネスミレもあったはずなのだが、今回は見つけることができなかった。
金子峠分岐のところで羽化したばかりのオオミズアオに出会った。
金子峠分岐の道標
12時20分、金子峠分岐部に到着。ここで大休憩し、昼食をとる。ふと見れば羽化したばかりの緑色の蝶、ではなくてオオミズアオという大型の蛾が道の傍らにぶら下がっていた。まだ翅が十分に開ききっていないようで、飛び立つこともなく私たちが食事している傍らでじっと木の枝に止まっていた。
金子峠 この上に弥勒館という建物がある。
淡雪山への登りは少しだけ岩になっているが、容易に通過できる。
淡雪山で記念撮影
さて、ここからまたやや急な登りとなる。金子峠への道は一部崩落していて巻き道になっているが、良く踏まれていて迷うことは無い。峠に着くと弥勒館という宗教団体の建物があるが、この前を通り過ぎてすぐ上の淡雪山まで登り、ここで休憩をとる。淡雪という名の如く、花崗岩とその風化した白砂でできたこの山は白い雪を抱いているかのように見える。
淡雪山の先の稜線は甲府盆地と富士山を見る絶景地。下に見える池は武田神社の北側にある竜華池(りゅうがいけ)。
ここから先は、かつて通の人しか歩かない薮ルートだったのだが、最近ルートが整備されて草や木が刈り払われ、すっかり普通の登山道と変わらなくなってしまっている。淡雪山から15分ほど登ったあたりの稜線は、甲府盆地の町並みが一望でき、左側の愛宕山の上に富士山が見える絶景地である。夜景はさぞかし綺麗だろうと思う。いずれは夜に訪れてみたい。
興因寺山山頂 大きな送電線鉄塔が立つ。眺望はあまり無い。
コブを2つ3つ越えると送電線鉄塔の立つ興因寺山山頂が眼前に迫る。切り払われた明瞭な道だが、眺望はあまり得られない。そして興因寺山山頂到着、時間は午後3時25分。歩いてきた稜線を振り返ると遥か向こうに小さく千代田湖が見える。ずいぶんと遠くまで歩いてきた気がする。
興因寺山から積翠寺農道に下りる途中にあった熊棚。我が家の裏山には熊が住んでいる。
農道脇の広場に止めた車に到着。左上には富士山がちらり。
興因寺山からは南側の広い尾根を真直ぐに下りる。途中の木の上にゴミが乗っているのかと思いきや、良く見ればこれは熊棚。しかも3つもある。木の上で熊が枝を折って座を造り、栗の実を食べた跡だ。しかも私の住む積翠寺のすぐ裏山、1時間ほどで到着できる場所だ。餌のある年は良いだろうが不作の時は里まで下りてくるかもしれない。かつて要害山で熊の目撃情報があり、しばらく閉鎖になったルートがあったが、この山域一帯はどこで熊に出会ってもおかしくない場所ということなのだろう。午後4時半、予め車を停めておいた林道脇の広場に無事到着した。
山歩きの後は恒例のカッパ寿司。せっかく歩いて減らした体重もこれでまた元にもどってしまう。
昨日、重い物を持ち上げて腰を痛め、GW後半は自宅引きこもりになりそうです。
久しぶりに、吉野さんの写真で詩作してみました。腰の痛みのせいか(?)、暗い作品で恐縮です。また、お酒とお話しをご一緒できたら幸いです。
東北遠征で頚椎症が悪化してしまい、腕の痛みに悩まされています。が、痛みに負けず山には行きます。