山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

山梨県県南部のシダを再訪する その他のシダ  令和2年2月9日

2020年02月10日 | シダの仲間
 オニイノデとヒメカナワラビの他にも多くのシダを見て回って来た。今回のシダはほとんどが山梨県絶滅危惧種のシダである。


    オニイノデ


    ヒメカナワラビ


    こんな岩壁にシダが付着している。双眼鏡を使わないと確認できない。


    570㎜望遠レンズを取り出す。ヒトツバが着生している。


    さらに1140㎜望遠。葉裏の茶色っぽいのがソーラスと思われる。


    沢を見下ろすように生えているクリハラン


    クリハラン。形が栗の葉に似ている。


    中央寄りに円形ソーラスが付着。


    イワヘゴ。これも水が流れるほとりに生育していた。


    羽片中央寄りに円形ソーラスが付着。


    対岸の岩壁に大型のシダが生えている。


    コモチシダ。残念ながら特徴的な無性芽は付いていない。


    チャセンシダ。葉軸が茶色い。


    冬季の乾燥から身を守るため葉を丸めている個体も見られた。


    マクロ接写。葉軸に翼があると聞いているが・・・ただの溝にしか見えない。


    桜の大木に着生しているマツバラン。


    山梨県ではほとんど見ることが出来ない貴重なシダ。


    枝の途中に付着している球状のものが胞子嚢である。

 前日訪問した場所全ては廻り切れず、またの機会に巡ってみたいと思う。今回の観察会でなかなかお目にかかれないシダを多数案内していただき、これで山梨県内で約240種類あるシダの半数以上を見たことになった。本格的にシダを見るようになってまだ半年少々であるが、師匠のおかげで順調に巡り歩くことが出来ている。感謝である。

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2 コメント

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るたんさんへ (ヨッシー)
2020-02-11 23:42:10
EosM5のカメラが見当たらず、職場のトイレに置き忘れたかと焦っていましたが、職場の自室のガラクタの下に隠れていました。ちょっと一安心。

あのヒラヒラなシダはたぶんミツデウラボシというシダだと思います。本来は手が出て三又になるはずですが環境によってならないことがあるようです。周りを良く探すとたぶん三つ又になっているのがあると思います。

いよいよですが、無事に産まれてくれることを祈ります。
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早速の再訪お疲れ様です! (るたん)
2020-02-11 19:11:28
ヨッシー隊長様、再訪お疲れ様です。
第1回では似た感じのものが多かったですが、
今回は、シダとは思えない、特徴的なきれいなものが多く、ちょっと楽しかったですね!
また同行させてくださ~い♪ 
日曜にこちらで見た、乾いた岩にびっしりついたシダは何でしょうか?ヒラヒラ薄かったです。
そして・・・いよいよですね!!
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