山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

大獄山那賀都神社を訪れる 山梨市 令和3年2月14日

2021年02月15日 | 番外編
 途中で名瀑一之釜に立ち寄ってきたが、本日の本命はこちらである。渓谷沿いを歩くこの神社の参道沿いには西沢渓谷に似たような植生があるのではないかと以前から注目していた渓谷である。神社のさらに上流の渓谷がどうなっているのかも興味がある。時刻が11時半を過ぎてしまい、午後4時半から食事会が入っているのであまりゆっくりもしていられないが、案内板を見ると20~30分ほどで神社に到着出来そうである。ただし、普通に道を歩けば・・・の話である。


    駐車場があるのでそこに車を止めて出発。


    案内板には片道20分と書かれていた。


    脇道に入ってみると、尾根に取り付く階段があった。興味津々、たぶんこの尾根から行けるのでは?登ってみる。


    すぐ上に古い社があった。これを見て、きっと行ける・・・と確信して尾根に取り付く。


    しかし道らしきものは無し。手強そうな岩を見上げてみると、その上に赤テープらしきものがちらりと見えた。


    登ってみると、赤テープでは無くて境界見出し標の板だった。

 那賀都神社までは片道20分だというのに30分ほど尾根を登っても全くそれらしきものは見えてこないし道も見当たらない。GPSを見てみるが、谷間の中の小さな尾根のためか、位置を拾ってくれない。3度電源を入れ直してやっと位置が出たが、やはり全く違う方向に向かう尾根に取り付いていた。斜面をトラバースして参道まで下りようと試みたが急斜面でとても無事に下りられそうもない。登って来た尾根を戻って参道に戻り、普通に歩くことにする。


    参道に戻る。普通過ぎて少し物足りない感じがするが、今日は危ない目にあったのでこれ以上は外さないことにしよう。


    いろいろと立っている。


    見下ろす清浄(ショウジョウ)ノ滝


    渓谷沿いにある苔の生えた木を見上げるが・・・


    何も見つからず。西沢渓谷のような大きな木があまり見当たらない。


    神社の入り口に到着。


    洗心の滝


    鳥居 


    夫婦ヒノキ


    立派な山門


    階段を昇った上にある本殿

 ここで引き返すはずだったが、途中で見た案内板にはその先の地形図が書かれていた。興味津々なのは奥宮の「国司ヶ嶽」である。これは奥秩父の国師ヶ岳のことを指しているのだろうか、それともこのずっと上にある黒金山のことなのか?いずれにしても、かつてはここから登るルートがあったということであろうが、今では地図にも載っていない。ではこの先はどうなっているのだろう?ちょっとだけルートを探りに登ってみる。


    途中にあった案内板。奥宮は国司ヶ嶽と書かれている。


    堰堤を越えてその上には高天原(タカマノハラ)という広場があった。


    その先にも堰堤があり越えてみる。


    広い砂原の河原に出た。さらに先の堰堤を越えるがその先は道らしきものは見当たらない。


    GPSではこの尾根に取り付いて登るルートがあるようだが道は見当たらず。ここまでで撤退する。

 案内板に描かれている図を見ても、どうやらルートはあの尾根を登るようである。カシミール3Dと航空写真で見てみると尾根を標高差で300mほど登ると林道に出て、その林道から黒金山に登るルートがある。しかし国師ヶ岳はさらに黒金山の遥か先、ゴトメキを越えて一旦下りまた登り返した遥か先である。とても1日で往復できるような距離ではないように見えるが、かつては修行でこのルートを歩いたということなのだろう。元気があれば、黒金山までは行ってみたい気もするが、かなり大変そうである。またひとつ歳をとって、長距離を歩くのはだいぶ億劫になってきた。ネットで調べてみるとこの奥宮は国師ヶ岳の南東側にある天狗岩というところに鉄剣の立てられた岩があるらしい。いつかもっと簡単なルートから見に行ってみたいと思う。

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