山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

荒川桜並木 昼と夜

2011年04月19日 | 番外編
 平成23年4月5日

 昨年も桜のシーズンに歩いた甲府市荒川沿いの桜並木だが、今年は夜間歩いてみようとずっと思っていた。月の位置を計算し、この日は月齢2の細い月がちょうど甲斐駒ケ岳あたりに沈んで行くはずだ。撮影には絶好の日、しかも天気が良い。

    南アルプスと甲府市荒川沿いの桜


    桜と富士山


    桜と富士山 ここは電線が邪魔になる。


    桜と甲斐駒ケ岳 月と桜を撮るにはここが良さそうだが・・・

 まず、昼休みを利用して甲斐駒ケ岳と桜を入れて撮影できる場所を下見しておく。車ならば10分ほどで到着するが、ここはあえて職場から歩いて行き、30分ほどで目的地に到着。満開のところもあれば7分咲のものもある。南アルプス、富士山などと桜の画角を確認しつつ下流に向かって移動し、県民文化ホールのあたりから北上して職場に戻った。時間にして1時間20分ほどの散策だった。

    夕暮れの貢川桜並木 ここの桜は主に彼岸桜でピンク色の花が咲く。


    夕焼けの桜と富士


    夕暮れの南アルプス
    
 さて、仕事を終えて夕方5時過ぎ、今度は昼休みと逆のコースをたどり、ついでに彼岸桜満開の貢川桜並木にも立ち寄った。テレビの取材か、大きなビデオカメラと三脚で撮影している人の姿も見られたが、ここは1カット撮るのみで通過し、荒川桜並木に向かう。6時頃に予定地に到着、南アルプスにちょうど夕陽が沈んだ頃で、富士山が夕陽に染まっていた。

    夕暮れの南アルプスと月齢2の月


    夕暮れの南アルプスと地球昭の月


    甲斐駒ケ岳と月 風と車のライトのためなかなかうまく撮影できず。


    桜と月と甲斐駒ケ岳 フラッシュを焚いて撮影

 月齢2の細い月が昇ってくるはずなのだが全く見えず、位置計算を間違えたのかと思っていたら、6時半になってようやく鳳凰山の上に昇っている月が見え始めた。狙っていた桜の木の下で月と甲斐駒ヶ岳を入れつつ、不自然な発色にならないようにフラッシュ光量をハンカチやティッシュペーパーで覆いつつ何度も撮影するが、なかなかうまく写ってくれない。最後に移動した大きな桜の木の場所は、三脚を立てる場所が道路の横で、夕方になると交通量が多く落ち着いて撮影できない。車のライトに照らされるのを避けて撮りたいのだがそれも難しく、止む無く思い切りフラッシュ発光させて撮影した。イメージしていた映像とはだいぶ違うものが出来上がった。

    夜の荒川遊歩道 道沿いの電灯で川沿いのススキが浮かび上がる。向こうに富士山がみえるはずなのだが、春霞と町の明りに隠れてしまう。

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