山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

大蔵高丸周辺に咲く夏の花たち ~稜線編~  令和2年9月5日

2020年09月10日 | 山に咲く花
 1時間で到着できるはずの渓谷の中の道を3時間ほどかけて探索し、12時に湯ノ沢峠の稜線に抜け出た。扉を開けて保護柵内に入るとノハラアザミがたくさん生えている草地になる。保護柵の外とはまるで別世界である。しかし少し訪問時期が遅く、ノハラアザミの花はほとんど枯れて終わっている。たぶんハマイバ丸まで行けばタムラソウやセイタカトウヒレン、そして目的のヒメヒゴタイなどが咲いているはずである。ところが、大蔵高丸を過ぎたあたりから稜線は深い霧に覆われるようになり、遂には雨が降り出しさらに遠雷が轟き始める。


    登山道脇にはみ出して咲いていたハナイカリ


    ノコギリソウ


    大蔵高丸山頂。このあたりから雲行きが怪しくなり遂に雨が降り出し、さらには遠雷が轟き出す。急いでハマイバ丸に移動する。


    ハマイバ丸の保護柵内に咲いていたマツムシソウ


    ゴマナの群生。霧で霞むうえに遠雷が怖くて落ち着いて撮影して居られない。


    ゴマナとタムラソウ


    セイタカトウヒレン


    いちばん見たかったヒメヒゴタイ


    ヒメヒゴタイ


    満開を少し過ぎていたが見ごたえ十分。遠い位置にもっと大株があったが遠すぎるうえに霧で霞んで撮影できず。


    別株


    こちらは満開だったが角度がいまいち。

 もう少しゆっくり楽しんできたかったが、雷が怖くて早々に撤退して来た道を戻った。


    霧の中に咲いたマルバタケブキ


    コウリンカ

 帰り道は大蔵高丸山頂あたりで一時雨が強くなったが湯ノ沢峠を過ぎて沢まで下りると雨は止んでくれた。あとはゆっくりと渓谷の景色を楽しみながら下山した。保護柵の効果が現れてますます素晴らしいお花畑が楽しめるようになった大蔵高丸からハマイバ丸の稜線は、今年も楽しませていただいた。もう少しゆっくりと写真を撮りたかったが天候が悪くて少し物足りなかった。

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