山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

1日早いふたご座流星群は? 本栖湖  令和2年12月12日-13日

2020年12月15日 | 星空
 ふたご座流星群のピークは翌日13日の14時ごろである。観察するならば13日の夜のほうが有利ではあるが天気がいまいちのようである。しかもその翌日は月曜日なのであまり夜更かしも出来ない。そこで、1日早い12日に本栖湖湖畔にカメラをセットしてインターバル撮影しつつ、車中泊しながら朝を迎える作戦に出た。好天を期待していたのだが空模様はいまいちで空には次々に雲が流れて行く。果たしてこれでふたご座流星群は現れるのか?


    本栖湖展望台に立ち寄る。下に見えるのはテントサイトの明かり。凄い数のテントが張られている。


    別角度から見るテントサイト。賑わっている声が聞こえてくる。


    あまり知られていない細い道を下って湖畔に下りる。誰もおらず、一人で静かに撮影に臨む。オリオン座が昇って来たが雲が多くて流星見えず。


    空が晴れ出して雲の上を流れた流星


    もう1台のカメラが捉えて同じ流星


    オリオン座の左を流れた小さな流星


    本日見た一番大きな流星。


    もう1台のカメラの画像。富士山が雲に隠れてしまったのが残念である。

 雲の間を流れる大きな流星を期待していたのだが、1時間ほど空を眺めていて肉眼で確認できたのは5個ほど、しかもほとんどがカメラの視野に入っていない。午後10時ごろから1時間ほどの間は雲が晴れて綺麗な星空となったのだが、その時間帯は大きな流星は全く流れてくれなかった。


    10時ごろから雲が晴れて綺麗な星空となった。しかし流れたのは小さな流星ばかり。


    おそらく小さいわけでは無いのだろうが、薄い霞に邪魔されて輝いてくれないのだと思う。


    富士山の左上に昇って来た明るい星はおおいぬ座シリウス。


    富士山の真上に立ち昇って来るおおいぬ座を貫くふたご座流星群をイメージしていたのだが、大きな流星は流れてくれなかった。


    左側を小さな流星が2個。


    左端を流れた流星


    西の空にオリオン座と冬の大三角形が沈んで行く。白い筋は人工衛星。

 インターバル撮影にセットしたまま深夜12時ごろに車に戻って一旦寝て、翌朝は午前4時に起床する。早朝起きた頃には富士山は雲に巻かれてしまって姿は見えなくなっていた。もう1台セットしておいたスカイメモSで追尾したカメラはほとんど雲しか写っておらず、しかも途中でスカイメモSが電池切れとなって追尾していなかった。小さな流星が数個写ったのみで流星群をコンポジット合成する試みはまたしても失敗に終わる。


    スカイメモSで冬の大六角形を追尾・・・したつもりだったが、写ったのはほとんど雲ばかり。


    しかも途中で電池切れとなって追尾していなかった。もっとも、湖畔から北極星が見えず極軸が合っていなかったので正確な追尾は困難だった。

 ここ数年は前日からのふたご座流星群の撮影に挑んでいるが、そこそこの流星は流れてくれていた。しかし今年はかなり少ないという感触である。明日は流れてくれるのかどうか?まずは天気が心配なことと、この寝不足の状態で撮影に出かける気力・体力が残っているのかどうか?

 さて、この日の朝は細い月と金星が接近して昇って来る日である。カメラを撤収して次のポイントに移動する。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新たに見つかったコタニワタ... | トップ | 富士山剣ヶ峰に昇る細月と金... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

星空」カテゴリの最新記事