昨年見つかったばかりのアトラス彗星(C/2024 G3) は軌道の方向が悪く、水平線からほんのわずかしか上がって来ないために夜明けや夕方の明かりの中に入り込んでしまい撮影がかなり難しそうである。何度も通っている富士川町の林道は標高が1,100mほどあるが、そこから見てもせいぜい日の出30分前に姿を見せるかどうかといったところである。ステラナビゲータによるこの日のシュミレーションでは富士山の中腹から6時23分ごろに姿を現すはずで、日の出の約25分前になる。おそらく-1等級くらいまで明るくなっているはずなので、運が良ければ見えてくれるかも知れない。自宅を5時前に出発して富士川町の林道に向かう。
ステラナビゲータによる1月10日朝6時25分アトラス彗星(C/2024 G3) 日の出22分前
朝6時ごろ。水平線はかなり明るくなっている。しかも霞が多い。これは難しいだろう。
かろうじて水星が富士山右上に見えていた。
もうそろそろ姿を見せる時間だが??
全く何も写ってこない。
富士山のみを狙ったもう1台のカメラにも何も写っていない。
トリーミングしてみたがやはりその姿は見えなかった。
この場所からの撮影は難しいのか?あるいはさほど光度が上がっていないのか??
霞が多くて条件が悪かったこともあるのだが、夜明けの光に飲まれてしまってもっと高いところから水平線のあたりを狙わないと難しいのではないだろうか?明日はもう少し早い時間に現れるはずなので再チャレンジしてみたい。富士山と絡めて夜明けのこの彗星を撮影出来るのは明日が最後になる。
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