後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

草木染めの世界、その二、新しい日本人

2008年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

20080903023328 草木染めの世界、その一 では ひかるの氏のブログを紹介した。それ以来、疲れると、そのブログを開き、タイ、インド、ブータン、ベトナム、ラオスなどの庶民の生活の写真を見ている。筆者もバンコックの運河の向こう岸にある住宅地を夜に彷徨い歩き、その何とも言えない、穏やかな雰囲気に圧倒された経験がある。そこに住み込んで一生を終えたいと、あれこれ空想もした。

日本における便利で快適な生活を捨て、アジアの地方文化を楽しみながら自分の人生を創って行く。日本人であることを半分忘れて、アジア人の善い側面だけを見て生きて行く。いや、ひかるの さんには善い側面しか見えないのだ。日本人も本当に国際化したと深い感慨にとらわれる。日本より生活が楽な欧米諸国へ住みつくのとは本質的に違う考えを持っているのだろう。最近、同様に中国の地方に住み込む日本人も居る。何か、新しいタイプの日本人が育っているようで心が豊かになる。

写真はブータンの布である。ひかるの氏のブログのURLを此処にご紹介し、皆様へお勧めしたいと思う。http://asiancloth.blog69.fc2.com/ ともう一つ、カトマンズに関して、http://blogs.yahoo.co.jp/hikaruno_season/archive です。(続く)


キノコを猿、鹿、猪、熊から守る小屋

2008年09月16日 | うんちく・小ネタ

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筆者のブログの師匠の鬼家雅雄さんの山荘を訪問した。雅雄さんからは、5月にシイタケの原木を5本とナメコの原木を1本貰った。毎日、庭で水をかけている。

最近、雅雄さんから、猿、鹿、猪、熊にキノコを食べられないようにと頑丈な金網を張ったと聞いていた。その取材をしに行った。

写真のように、太い木の枠で出来た出入り口と、金網を隙間なく張り巡らせた四角形の小屋である。小屋の中には見事な原木が整然と並んでいる。シイタケ、ナメコ、などを栽培しているという。10月になるとキノコが出るそうだ。

写真をよく見ると、中心の高いところにスプリンクラーが固定してあって、毎日、満遍なく散水している。

猪は夜行性なので見たことはないが、庭を荒らし回り、酷く掘り返した跡はよく見る。鹿や猿は何度も見た。熊は見ていないが近所の別荘の庭先に来たという。

栽培したキノコは格好なご馳走だ。しかし、今秋は鬼家雅雄さんのキノコは大丈夫だろう。

(終わり) 撮影日時:9月10日午後、撮影場所:山梨県北杜市武川町柳沢の山林の中の鬼家山荘の敷地内にて。


夫婦の義理(3)巨人ファンでなければ・・・・・

2008年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

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夫婦の義理で結婚以来、家人のプロ野球の講義 を静かに、根気良く聞いた。お陰でテレビの野球中継を見ながら冷えたビールを飲む醍醐味を楽しむことができる。家人へ深く感謝。

それにしても家人は普通ではない。ジャイアンツが勝てば大ハシャギ、負ければ故も無く落ち込んでいる。ジャイアンツの攻撃の場面は見るが、相手が攻撃している間はあまり熱心にはテレビを見ない。球種、コース,投手の心理くらいならまだ我慢できるが、野球選手の氏素性から私生活の隅々まで、解説してくれのにはいささか閉口する。「あ、この選手は最近生活が荒れているから打てないわ。本当は打てる才能があるのに」。成る程三振。

父からのジャイアンツフアン。父と一緒に球場通いをしたのが楽しかったらしい。「沢村投手は見ていないが、スタルヒンは見た」と威張る。「水原の帰還も、与那嶺のデビューも後楽園でみた」と自慢する。 息子、そして3人の孫も巨人ファンにしてしまった。

一見慎み深い女性のように振舞っているが、プロ野球のことになると豹変する。我が家に平安が戻るのは月曜日。プロ野球選手の移動日で試合がない。

購読している新聞は読売新聞。勝った日はスポーツ欄の活字が躍っている。負けた日は負けたことがはっきり書いていない。良くみるとそれが分かるように書いてあるのが可笑しい。この新聞の販売店の小父さんも勿論ジャイアンツファン。勝った日の夕方に限って集金に来る。家人と小父さんの嬉しそうな野球談義が玄関でえんえんと続く。負けた日は他の家へ集金に行き、こちらは素通り。

野球だけでなく相撲も同じ。いやスポーツ全般、特に陸上競技に詳しい。オリンピックは本来、陸上だけだった。余計な種目な無いほうが良い。と独りでつぶやいている。ヘルシンキ以来欠かさず放送を聞いたり見たりしている。

夫婦の義理で、野球のことに詳しくなった。王、長嶋の頃のジャイアンツが何故強くて、最近は何故弱いか。そんな解説なら小生にも1時間くらい話ができる。結婚とは凄いものだと思う。スポーツの楽しみが理解できるようになったのだから。(続く)