ブログには写真や文章が掲載してあります。自然の美しい音や音楽や朗読、そして動画もあります。そのブログの新鮮さや面白さを永久に保ちたいと思う人々も居ることでしょう。筆者も自分の作るブログが数年先にもう一度見直して新鮮さが失なわないように書いているつもりです。面白さや内容の価値が減らないような作り方に努力しています。つまりブログのLife Time (寿命)を長くするように心がけています。
(1)時事問題は取り上げない。
新聞やテレビで騒がれている政治的ニュースや社会的事件に関連した写真や記事をブログにだすと、その騒ぎが収まるとともにブログの面白さや内容の価値が無くなります。時流に乗らないようにします。
(2)流行の趣味、多くの人々が趣味にしていることを話題の中心にしない。
例えば、写真は多くの人々が趣味にしています。そこで、上手な写真の撮り方や高級な写真機の情報を中心にした記事を書きたくなります。多くの人の注目を集めますが、新しいカメラが販売されると寿命がなくなります。上手な写真の撮り方はプロの先生から習うのが良く、ブログで伝授するには難しすぎます。
(3)家族の個人的なことを日記風に書くのは禁物です。
家族の日常茶飯事を、下手な文章や写真で紹介したものは、普遍的な価値が始めからありません。家族以外にとっては寿命など論外ではないでしょうか?しかし、家族の個人的なことでも書き方によっては普遍的な価値も大きく、寿命も永遠に続きます。縄文時代の家族も現在の家族にも共通な喜怒哀楽を鮮明に描き出し、家族の絆を賛歌する。そんな記事が書ければ良いのです。しかし、難しいことです。筆者は避けて通うります。
(4)一つの地味なテーマだけを根気良く追い続ける。
このようなブログは何時までも新鮮さを失いません。寿命も長くなります。でもそのような根気をお持ちの方は少ないのです。
一つのテーマだけを追っているブログの実例を挙げます。左のサイドバーの「推薦したい他のブログ」の中のブログは大体根気の良い方々のブログです。LifeTimeが長いので推薦しているのです。
鬼家さんは、自分の山荘の周りの自然の動植物の写真だけを根気良く掲載しています。時事問題は一切取り上げません。流行にも背を向けています。
もう一つ、トリフォリューム・レベンスさんのブログは徹頭徹尾、クローバー栽培の話、クローバー王国のことばかりです。新鮮で、上品でなにか香り高い感しがします。
ブログのLife Time が一番長いものは、mugi さんのブログです。兎に角、地味なテーマです。インド、中近東、イスラム文化圏の歴史や考え方を丁寧に調べ上げ、客観的な文章を続々と掲載しています。またイスラム文化圏から見たキリスト教文化圏へたいする批判の価値は大きいと思います。緻密な文章なので全てを精読はしていませんが、これこそLife Time が一番長いブログと思っています。
さて、上記の(1)から(4)だけで良いわけではありません。一番重要なことはブログで取り上げるテーマの選択です。地味なテーマなら何でも良いのではないのです。一瞬、非常に面白く感じさせ、読後に深く考えさせ、読者の生き方へ何か善い影響を与えるようなテーマが選べれば大成功です。
無価値なテーマを根気良く続けても、無味乾燥で、あまり価値がありません。
それでは自分のブログの寿命は長いのでしょうか? あるテーマを根気良く取り上げた部分と、流行に乗った軽薄な部分とが混じり合った内容になっています。信念と根気が無いのでこうなるのだと思います。一般論を堂々と言うのは易しいのですが、実行が難しいのです。その見本のようになっていて恥ずかしいです。反省しています。
駄文を労して、済みませんでした。(終わり)