土方歳三は1836年に生まれ、1869年、33歳で箱館で戦死した。
東京都、旧南多摩郡、日野村の石田で育ち、墓も石田寺(せきでんじ)にある。
石の多い田圃に囲まれた貧しい農村地帯であったという。現在も田舎の風景が彼方此方に残り、静かな田園風景が広がっている。
上の列の中心の写真には彼の墓石がある。(右側の小さな墓石で、その下に写真が飾ってある)。
中段の右端の写真には歳三の生涯がかなり詳しく紹介してある。
最下段の左3枚は石田寺の風景、最後の2枚は近所にある生家跡にある資料館に関する写真である。(資料館は毎月、日曜日に2回しか公開されていない)
幕末から明治の間の戦乱に人生を翻弄された一人の男の短い生涯を偲びつつしばし黙祷する。
新撰組の組長、近藤勇は箱館へ行く前に捕まり、流山で処刑された。近藤勇の墓は調布飛行場の北側の生家のそばの寺にある。
副組長の土方歳三は仙台付近の港で榎本武揚の江戸幕府艦隊に乗り込み、箱舘政府設立に参加した。
1869年、馬上で腹部に銃弾を受け、華々しく死んでいったという。そのせいか土方歳三は現在でも箱舘の人々に大切されている。日野市石田にいる歳三の子孫が函館へ時々招かれるという。(個人的に偶然、日野の人と親しいので歳三のことをいろいろ聞いている)
撮影日時:9月25日御前10時頃、石田寺への交通:JR中央線立川駅で多摩モノレールへ乗り換え。高幡不動、多摩センター方面行きに乗り、「万願寺駅」で下車。モノレールに沿って下り方向へ歩き、左へ曲がる。萬願寺駅より徒歩14分位。尚、大変分かり難いので、途中2回くらい土地の人へ聞くことが肝要。(終わり)