クルーザーヨットを持って、海の上を乗り回す。そんな趣味は手軽には始められません。そこで、これからお送りする記事をお読み頂き、まず紙上でこの趣味をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。そのためにはヨットの専門用語を使わない、使う場合は分かりやすい説明をつける、そんな方針で書いて行きたいと思います。
ご自分で趣味として実行されない方々にも楽しんで貰える書き方。そして来週にでも中古ヨットを買おうとしている方々へも参考になる書き方。その両方にチャレンジしたいと思います。
以前16回にわたり「中古クルーザーヨットの買い方」を掲載しました。しかしその内容は、来週にでも実際に買う決心をしている方々向けに書きました。すぐに役に立つようにと狭い視野にこだわって書きましたので一般の方々には面白くなかったと思います。今回は想を改め、実際に購入しないで、ヨットの趣味を紙上でお楽しみ頂けるように書くつもりですのでよろしくお願い申し上げます。
そもそも何故ヨットの趣味を皆様へお勧めするのでしょうか?
それは自分の体験から、「無趣味な中高年の人々にとって最良の趣味!」と思ったからです。
筆者は若いときから友人も趣味も無く、それに運動神経がなくてスポーツ嫌いでした。仕事一筋と言えば聞こえは良いのですが、本当は、友人なし、趣味なし、スポーツ音痴という劣等感から逃れるために仕事一筋をしていたに過ぎません。
ところが50歳になって、そろそろ定年後の趣味を本気で考えるようになりました。
昔少しだけしたことのあるヨットを思い出して、その費用や準備を調べだしました。
意外に中古クルーザーは想像以上に安いではありませんか。
そこからヨットの趣味が始まりました。とたんに友人なし、趣味なし、スポーツ音痴という劣等感が消えてしまいました。ヨットは立派な趣味。運動神経が無くても楽しめる。友人も自然に出来てしまう。出費は驚くほど少ない。ゴルフなどに比べると非常に少ない。
ヨットは、「趣味が無く、運動神経も無い方々」へも心からお勧めできる趣味です。
それで、クルーザーヨットってどんな物ですか? 是非、左のサイドバーにある、フォトアルバム「中古クールーザーヨットの見分け方写真集(1)」を開けてご覧下さい。クルーザーヨットだけでなく大型帆船、昔の帆船、伝統漁の帆かけ船など楽しい写真が68枚あります。
それでは次回からいよいよ楽しいヨットの紙上体験が始まります。(続く)