この海は中近東のアラブ首長国連邦のアブダビの港外です。昨夜、NHK,BS101で放映された「世界一周ヨットレース」の一部の、アブダビ沖のインポートレースの様子です。広々した海です。5艇が出場して複雑な形のコースを回っていました。
ヨットにはナビゲーターを含めて10名位のクルーと一人のスキッパーが乗っています。ヨットの構造は私が以前、乗っていたクルーザーと同じですが、大きさがとても違います。全長が70フィート前後です。
上の写真のようにジブセールとメインセールの2枚で走ります。スピネーカーを上げないので不思議に思っていたら、ジェノアより巨大なジェネカーという帆を前に上げていました。風上に走るときはジブで、風下に走るときはジェネカーを使い分けていました。
このヨットは地元のアブダビ号です。アブダビでのインポートレースで見事優勝しました。しかしスキパーもクルーも大部分は西洋人でアラブ首長国連邦の人でない様子でした。
アブダビのインポートレースの後は中国、海南島の三亜へのインド洋横断レースでした。インド洋からマレー半島を回り込み、シンガポール沖を通過して、ベトナム沖から海南島、三亜という長いレースでした。海南島は出場艇、チーム三亜の地元の町です。三亜艇は最終の6着でしたが、地元の歓迎ぶりが凄かったです。
とにかく全てが最速の設計の大型艇で、それを操船しているのが有名なスキッパー達なのです。海が荒れても高速で突っ切る姿は豪快としか言いようのない光景でした。
梅と蝋梅しか咲いていない季節なので、花の代わりに海とヨットの写真をお送りします。晴れ晴れした気分になって頂けたら嬉しく思います。