最近の野田総理の国会での答弁を見ていると日本の将来の事を深く考えて増税をする決心をしている様子が分かります。
このように国家の財政上の崩壊を防ぐ政策は絶対に必要だったのです。それを歴代の自民党政権は毎年、赤字予算を決定し、お金をばらまいて来たのです。国家が倒産すれば塗炭の苦しみをするのは国民なのです。
それを未然に防ぐのが政治家のつとめなのです。
昨年、3月に大地震と大津波が起きました。原子力発電所も爆発して多くの人々が避難生活をしています。
人々は繁栄が永遠に続かないことを身をもって体験し、自分達の国家の将来を深く考えるようになったのです。
大きな経済成長より安全な経済活動。GDPの国際競争よりも人々の幸福度。赤字予算よりも黒字予算。人々の思考がそのように変わって来たのです。その時に野田総理が現れたのです。国会議員の削減。公務員の削減。大型土木事業の中止。なのなどの出費の減少をしながら増税によって国家経済をいずれは黒字にしようとしています。
ヨーロッパ諸国の財政危機を見て日本人が目覚めたのです。このままでは日本の財政も破綻し、民間会社の経営も危機を迎えるのです。
野田総理の政策に反対する自民党は自分達で国家財政の危険度を増加したことを忘れるべきではありません。
幸い日本の経済は不況とはいえ、まだまだ健全です。GDPも急には減少しません。
マスコミが暗いニュースを強調して報道し、人々が暗い気持ちになっています。
しかしいつも明るい希望を失うべきではありませ。
先日、観音崎のそばのホテルから浦賀水道を見ていましたところ、巨大な船が貨物を満載して出入りしていました。その物流の巨大さは、日本の経済運営がまだまだ健全なことを示しています。下に浦賀水道を出入りするコンテナ運搬船と自動車運搬船の写真を示します。
戦争が起きると、マスコミは戦争を煽りたてます。同じように少し不況になると日本はもう駄目だと煽りたてます。そのマスコミに惑わされず希望を失はないで根気よく努力するのが大切です。追いつけ、追い越せのような国家目標はもう不要です。健全な国家財政と人々の幸福度の増大が次なる目標なのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。
後藤和弘(藤山杜人)
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