後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

三浦半島の観光(2)剣崎、三崎港、城ヶ島、油壺

2012年02月03日 | 旅行記

温暖な気候で雪も降らない三浦半島のことを書いていると心が痛みます。

ここ数日、日本海側の地方で数年に一度の豪雪が降り続いています。雪崩の事故も起きています。屋根の雪おろしや道路の除雪に苦難の毎日です。

その上、大津波で被害を受けた多くの人々が仮設住宅で厳寒の冬を過ごしています。福島の原発事故で移住した人々にとっては見知らぬ土地で不便な生活を送っています。

このような日本の苦難の時に気楽な旅日記など書くのはいけないと思います。

しかしヒョッとして偶然こんな温かい地方の記事を見て、やがて必ず春が来ると確信してくれるかも知れません。元気が出るかも知れません。皆様が明るい希望の灯を持ち続けるようにと祈りつつ旅日記を続けます。

今日は津久井浜を後にして何処までも海岸に沿って車を走らせます。

津久井浜から剣崎、三崎港、城ヶ島、油壺という観光地を巡る旅です。

まず三浦半島の突端にある剣崎灯台を訪れます。060

・剣崎灯台には車が入る道がありません。細い舗装道路を怖々走って行ったら300m位手前に農家が経営している有料駐車場がありました。観光客はそこから徒歩で灯台まで登ります。家内が元気良く写真を撮ってくれました。

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剣崎はとても広い平らな台地です。上の写真のように一面に大根が植えてあります。瑞々しい緑の景観に感動して写真をたくさん撮りました。人はこんなにも大根が好きなのです。驚きです。

さて次の三崎港はマグロが美味なことで有名です。「うらり」という名前がついている15軒もの店が入っている大型店舗があり、いろいろなマグロの部位を売っています。

下の写真は昼食として、マグロ刺身定食とマグロの「づけ丼」を食べた大通りの向かいにある店です。味と価格から確信を持ってお薦め出来る店です。

002 マグロの味が東京でいつも食べるものと較べると格段に美味なのです。3種のマグロの刺身とマグロの角煮、味噌汁、ご飯、漬けもの付きで1570円でした。店の横に駐車場があります。

この店の前が「うらり」というマグロ販売の大型店です。マグロの頬肉、目玉、カマ肉、頭の頂点の肉、そして赤身、中トロ、大トロなどが冷凍パックになって、売っています。

勿論、冷凍でない生のマグロも売っています。小さな車載冷蔵庫を持っていたので数種類の部位の冷凍マグロを買いました。大きな駐車場が奥にあり2000円以上マグロを買うとサービス券が出ます。

なお、この大型店の前には綺麗な木造桟橋があり。モーターボートやヨットでマグロを買いに来る人も多いそうです。事実、何年か前に、私もそこから39フィートの豪華ヨットに便乗させてもらい東京湾を縦断して、浜離宮までセイリングした事もありました。

昼食も済み、マグロもいろいろ買ったので、つぎは有料の橋を渡って、城ヶ島公園へ行きました。下の写真のように水仙が咲き乱れ、太平洋が一望できる素晴らしい公園です。広い有料駐車場があり、いきなり大きな水仙畑が歓迎してくれます。

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・城ヶ島公園は昔は整備されていませんでした。観光客は島の三崎港の対岸の観光地に必ず行ったものです。昔風の小さな商店が沢山ある騒がしい場所でした。

そこにも寄ってみましたが、昔にくらべるとシャッターの降りている店も多く、さびれていました。時代の移り変わりに感慨無量です。

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磯の岩の上にあった白秋の「雨は降る、降る、城ヶ島の磯に、利休鼠の雨が降る・・・」という碑も大橋の下にできた白秋記念館の前に移されていました。

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城ヶ島の後は又橋を渡って油壺へ行きます。油壺の突端には有名なマリンパークという水族館があり、京急油壺ホテルもある観光スポットです。広い有料駐車場もあります。

夏には子供連の家族はそこに車を置いて、水族館を見て、それから海岸へ徒歩で下りて行って磯遊びをして一日過ごします。今回は冬なので家族連が居なくて静かでした。

さて油壺半島はヨットの係留地としても有名です。半島の両側は深い入り江になっていて、ヨットを沖がかり係留出来るのです。東の入り江には油壺湾と諸磯湾があり、京急マリーナがあります。西の入り江は小網代湾があり、シーボニアマリーナがあります。私自身も26年間、ヨットの趣味を持っていましたのでシーボニアへは何度も行ったことがあります。

懐かしさのあまりヨットの写真を撮ってきました。

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さて油壺の観光が終われば三浦半島の先端部分の旅も終りです。後は佐島、森戸海岸、一色海岸、葉山しおさい公園、鐙摺港を訪問します。明日、ご紹介いたします。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。  後藤和弘(藤山杜人)