このブログで日本が朝鮮を併合したり、満州国を作ったのは道義的に悪いことだったという意見を何度も書きました。
大東亜戦争で南方の国々を侵略して、日本領にしたことも倫理的に間違った行為だったと書きました。
それに対して最近反対の意見を丁寧に書いたコメントを貰いました。
その論旨は、欧米の近代の歴史を客観的に考えると自国の領土を武力で拡大することは普通の事で、誰も道義的に間違っていると反省などしていません。
例えばインドネシアを植民地にしていたオランダは絶対に謝罪しません。インドネシアがどんなに執拗に謝罪を要求しても無視し続けています。
武力で優勢だった日本が周囲の国々を侵略して自分の領土にしたことは人類として当然なことなのです。反省したり相手の国へ謝罪する必要などありません。
そして大東亜戦争で日本がアジア諸国を欧米の植民地から解放したのだから、それを誇りに思うべしという意見なのです。
欧米諸国が武力で領土を拡大したり、植民地を作っているその悪しき風習を日本が真似をしただけです。その行為は人類の歴史をみると当然過ぎる行為なのです。
ですから韓国や中国から日本の軍事侵略を非難されても無視します。領土問題など始めから存在しなかったと主張します。
このように論理の展開を私は尊重します。しかし尊敬しません。
このような主張は本当に日本の国益を将来も守る賢明な外交戦略なのでしょうか?
自民党が今回の選挙で大勝したのは日本国民が最近急に右傾化して、安倍総理の中国や韓国へ対する外交戦略を支持しているのがその原因です。
安倍総理はアベノミクスで経済活性化に成功しつつあります。何と云っても8000円台だった株価を14500円位まで改善したのです。これは経済再生の奇跡のようなお手柄です。
その上、安倍総理はアメリカ大統領と会い、アフリカ諸国やアラブ諸国、そして東ヨーロッパを訪問し国際外交の上で大きな前進をしました。
総合的に見ると安倍さんを高く評価しています。しかし韓国と中国に対する外交はあまりにも硬直し過ぎています。危惧しています。
こう書くと批判的なコメントが来そうです。
皆様は如何ごな意見でしょうか?