今日は日曜日なので、宇宙を知る、そして神を感じる、そのうえ神の存在を信じるという事は別々なことですということを書いてみます。
それらは違っていますが、お互に関連がある場合があります。
宇宙を知ることの実例として、アポロ計画で人間が6回も月面に着陸して岩石を持ち帰ったことを考えて見ます。
その結果、人類は今まで知らなかった月の表面の岩石の化学成分と結晶系が初めて分かったのです。
下に1969年7月20日、初めて月面に立ったアメリカ人のバズ・オルドリンの姿と1972年12月13日、最後になった6回目に月面に立ったハリソン・シュミットの写真を示します。
出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BBです。
さて地球から別面までの40時間ほどの間に宇宙飛行士たちは窓の外に何を見たでしょうか。
きっと深い闇のなかに輝く太陽と、青い地球と、無数の星を眺めていたに違いありません。星々は違った色合いと、不思議な形の星雲になって、360度の大宇宙にはてしなく輝いているのです。
これを眺めた宇宙飛行士の多くは神の存在を感じたといいます。
全知全能の神がはてしなく広がる星雲のかなたに住みたまうて、この大宇宙を作ったに違いないと感じたのです。
とても自然現象だけで宇宙が出来たとは思えないのです。
地球を見下ろして、青く輝く水の惑星に生まれた自分の幸せも感じたとも言います。
宇宙飛行士たちは神の近くに飛んでいくのです。ですから神を感じます。
しかし神の存在を信じる飛行士は、神を感じた人の一部だけです。
信じることは、神の存在を疑いながらも、その存在を実感する瞬間的な体験を重ね、「私は神を信じる」と他人へ公言することなのです。
神を感じ、その後で信じるためには宗教的な訓練が必要と思います。
この宗教的訓練については明日書いて見たいと思います。
それはそれとして、宇宙飛行士の何人かは、その後、牧師や宣教師になって神の存在を人々に語る人生を送ったと言います。そのような報道を何度か読みました。
神を感じる。そして神の存在を信じる。これは宇宙飛行士でなくとも日常生活の中でごく自然に起きることです。私は平凡な生活を送りながら神を感じ、信じています。
今日もこれからミサに行ってきます。
そして皆様のご健康と平和も祈ってまいります。
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下に参考資料として6回のアポロ計画で月から持ち帰った岩石の量と写真を示します。