9月24日午後 源氏山山頂で一休みした後、鎌倉七口(切通し)の一つ化粧坂(けわいざか)を下り、海蔵寺に向かう。化粧坂は戦略上極めて重要な拠点で鎌倉幕府打倒のために新田義貞はここから攻めようとしたが攻めきれず結局海側(稲村ヶ崎)から鎌倉に入り北条氏を滅ぼした。
・化粧坂に建つ石碑。名前の謂れに諸説あり、高貴な姫君や有名な遊女が、ここで化粧をした という伝説もある。粘土質の坂は濡れていると滑り易く転倒しないように注意だ
・正式な創建は鎌倉公方足利氏満の命で上杉氏定が建立した海蔵寺。山門の萩のトンネルが綺麗だ
・石段を登り終えて振り返れば、ピンクの芙蓉が
・本堂にお参り
・仏殿裏にある清冽な水の湧く十六井戸は鎌倉時代のもの。誰が何の目的で掘ったか謎
・本堂の背後に作庭の禅宗風の庭園。吾亦紅が咲いていた
・岩船地蔵は、頼朝の長女大姫の守り本尊である栃木の岩船山高勝寺の地蔵を祀るお堂
・6代執権北条長時が創建の淨光明寺
・ここの本堂では元寇の役の調伏のために制作された愛染明王がある。今回は見られず
・屋根の鬼瓦が獅子の様だ
・鎌倉現存の唯一の尼寺英勝寺へ。開基(1636年)は有名な太田道灌から4代目の康資の娘で徳川家康の側室お勝の方
・庭園には姫君御殿跡の見事な孟宗竹林
・太鼓橋を横目に見ながら今回のゴールの鶴岡八幡宮に入る
・源氏の所縁の白旗神社に参拝
・鶴岡八幡宮参道は雨にもかかわらず多くの人出
・数年前に台風で倒れた大銀杏の2代目が元気に育っているようだ
・石段を昇り本殿に参拝。左側下の狛犬の後ろに大銀杏があった(実朝が隠れていた公暁に刺された)
・9月16日の流鏑馬で使用された馬場。かっては鎌倉街道と呼ばれた道。今は参詣道
以上で「鎌倉の森と寺社を歩く 第5回(9月24日)」を終わります
次回は「白馬五竜&白馬八方池ハイキング(10/3~4)」 前篇をアップします