お化粧に余念のない女性って

　久々の通勤電車です。都営地下鉄ってほどほどの混み具合っていうか、ラッシュなのにこの程度っていう乗車率。これじゃ、赤字なのでは？　東京メトロとの合併話もあるようですが、これでは相手がためらってしまいそう。
　座れるっていうわけでもないので、女性の前に立っていました。その女性、突然、それまで読んでいた本をさっと閉じました。降りるのかな、座れるぞ！という期待も虚しく、いきなりバックの中から化粧道具を取りだして白粉やら口紅やら塗り始めました。ほんわかと化粧品の匂いが私の所まで漂ってきて、だんだん顔色がうっすらと白みがかって・・・。
　このかん、３駅くらいだったでしょうか、実に手際よく造作を整え、さっと立ち上がって車内を移動して行きました。立ち上がりざま、服についた化粧の粉を振り払って。
　人目を全く気にせず、（実は私、少し不快な顔つきをしていたはず）堂々とした化粧っぷりでした。もちろん、家を出るまで時間もなかったのでしょう、気持ちは分かりますが。でも、この方、たぶんいつもこうして車内化粧をしている方とお見受けしました。
　ひところ、車内での、こうした我が物顔の行動が話題になりましたが、今も変わらないのですね。