入口の柱に架けた木に「ムカデラン」。
日当りのよい岩壁や樹木に着生する多年草です。「着生」は単に場所を間借りしているだけで、自前で光合成し雨や空気中から水分を吸収するので、支持体となる樹木から栄養分を奪うことはありません。ムカデランの名の由来は、細長い茎の両側に短い葉がたくさん生える様子をムカデに見立てたものです。
フジに花房が。
「やぶかんぞう」の群落。
見頃は過ぎましたが。
三崎「黒崎の鼻」で見たのは、「はまかんぞう」でした。
「おいらんそう」。
華やかな雰囲気。
「百花園」にもありました。「はんげしょう(半夏生)」。
池の畔に。
向こう岸にも。
「がまの穂」を見つけました。
秋の七草・「おみなえし」。
「はぎ」。
百花園名物「はぎのトンネル」の開花は、まだ先のようです。
山上憶良「秋の七草」の歌碑。
芽(はぎ)の花 乎花(おばな)葛(くず)花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花
ごきづる。つる性1年草
北海道〜九州の水辺に生える。葉は長さ5〜10cm、幅2.5〜7cmの三角状披針形で、先端は尖る。葉腋から花序をだし、小さな黄緑色の花をつける。雌雄同株。花期は8〜11月。
おにばす。くろも。
でんじそう。ひし。
でんじそう
夏緑性の多年草で、その形態が特殊なことで知られる。また、シダ類では数少ない水草である。葉の形は四つ葉のクローバーに似る。茎は長く横に這い、浅い水域を埋め尽くすような大きな群落を作ることが多い。水中や湿地の泥の表面に広がり、水中にも伸び出す。かつては水田雑草としても知られ、ごく普通種であったが、現在では激減し、場合によっては絶滅危惧扱いである。名前の由来は「田字草」で、四枚の葉が放射状に広がる形を漢字の田の字に見立てたものである。
ひし
ヒシの種子にはでん粉 (Hizukuri et al.) が約52%程含まれており、菱栗または沼栗とも呼ばれゆでるか蒸して食べるとクリのような味がする。また救荒植物としても利用される。
日本では、霊亀3年(717年)10月に武蔵国策覃郡(埼玉郡)から菱子が納められたことを記した木簡が平城京の長屋王邸跡で見つかっている。
アイヌ民族はヒシの実を「ペカンペ」と呼び、湖畔のコタンの住民にとっては重要な食糧または薬とされていた。北海道東部、釧路川流域の塘路湖沿岸では、住民がヒシの恵みに感謝する「ベカンベカムイノミ(菱の実祭り)」という収穫祭が行われていた。薬膳としては、健胃、強壮などの作用があるとされる。
近縁種として日本にはオニビシとヒメビシがある。ヒシの果実にあるとげが2本であるのに対し、ヒメビシとオニビシの果実には4本のとげがある。実用性は乏しいと思われるが、忍者が追手の追撃をかわすために撒くまきびし(撒菱)には、これらが用いられる。
※それぞれの植物の解説は、「Wikipedia」より。
園内は、すっかり夏模様となり、緑が一段と色濃くなっています。
竹林。
「和傘で庭園めぐり」。
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