おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

東京などに避難している子ども達に学習の機会を

2011-03-29 19:23:27 | つぶやき
大気中の放射線量、さらに低下 福島や関東地方(朝日新聞) - goo ニュース
 こうして放射線量が減ったからと言って、即、帰郷できるわけではない。故郷にいつ戻れるかも分からない住民達。そして、親たちと一緒に福島から避難してきた子ども達。東京武道館に、ビックサイトに、埼玉アリーナにと、まだまだ避難生活が続く。
 もうじき4月。新学年も間近。進学しても通えない中学生、来年受験を控えた高校3年生、初めての学校生活を楽しみしている小学1年生・・・。
 今や、原発「難民」とも言えそうな事態。かなりの長期戦の構えが必要。福島原発の事故について記者会見した東京電力の武藤栄副社長は、収束までの見通しに関して「残念ながら何カ月、何年と言えるまで具体的な方策、スケジュールは詰まっていない」と述べた、という。
 こうして、新学年を迎えるというのに、避難生活を送る子ども達は、これから先、学習の機会も奪われたまま。
 原則として、住むところが決まらないと、学校にも通えない仕組み。都内なら、住まいが見つかれば、その区や市の小中学校に通うことが出来る。高校は都内ならどこにでも通学できる。特別支援学校も同様。
 ただし、あくまでも居住地が確定することが条件。したがって、武道館などで避難生活を続ける子ども達の場合には、就学の機会を得ることが出来ない。
 ここを何とか出来ないものか。そうした避難所からも、近隣の学校に通うように出来ないのか。杓子定規の規定ではなく、もっと現実に即した方法で、子ども達の学業を保障すべきではないか。
 それが無理なら、退職した先生や教職を希望する学生の方々にボランティアとして協力していただき、避難所や地域の集会場などを利用して、学習支援、補習などが出来ないものか。
 慣れない土地での避難生活。その中にあっても、少しでも子ども達の未来に夢を与えられるような学習の機会を作り出す方途を国や都は、具体的に考えて、すぐに実行して欲しい、と思う。

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