おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

これこそ「民主党」の混迷の象徴。

2014-07-31 22:23:57 | つぶやき
民主・海江田代表が続投明言 「熟慮に熟慮を重ねた」(朝日新聞) - goo ニュース

 党首たる者が「熟慮に熟慮を重ねた」結果、続投を決意・表明。一見、誠実に見えそうな人柄だけでは、魅力的な政策も作れず、即、集票能力に結びつかない、という典型。
 今の共産党(特に成り立ての頃の志位さん)や公明党のように、たとえそれほど押しが強くない党首であっても、全党員で支えるという党風を作り上げてこない(こられない)民主党。

 あげくに、低迷の張本人が「熟慮に熟慮」では・・・。次の地方選、さらには衆院選に闘う気迫に全く欠ける海江田さん。
 人のいい、ともかく万事(万里)丸く収めようとするお人柄だから、ダメ。これで、来夏を待たずに、闘わずして、負けは決まった!

 「集団的自衛権」問題、消費税アップ問題、辺野古問題、いつもあいまいにしては、自公に明確な対決軸が示せないまま。
 お人好しではつとまらないのが、この世界。敵失で勝ち、オウンゴールで負け。こんなことの繰り返しではあだ花に終わってしまう。

 「安倍政権の支持に陰りが出ている。民主党は野党第1党として、国民の不安や不信の受け皿にならなければならない」と述べ、集団的自衛権や原発政策などで安倍政権との対決姿勢を強める意向を示した。(「時事通信」より) 

 それが本気なら、「心を鬼にして」分裂気味の党を毅然として引っ張る気迫と信念が必要。まず、異論があっても持論と所信を明らかにしてまとめていく。

 当面する課題にどう立ち向かうのか、それを熟慮すべきなのに、続投するかどうかを「熟慮」する!?

 辞任をほのめかしたあげく、留任をするつもりの大畠幹事長。彼は、原発再稼働推進派の頭目のはず。それも極めつけの男。

 「脱原発」「反原発」は、絶対的なタブー。少数派が勝手に主張するのは「ごまめの歯ぎしり」で痛くもかゆくもない。民主党を原発推進に持ち込めば、天下安泰。見事にその術中にはまってしまった、海江田さん。

 今になって、「原発推進」の幹事長を敵に回しても「反原発」を主張できるか? まず無理、無理! 妖怪「ムリカベ」にとりつかれるに違いない。
 
 こうして、党首に不向きな御仁がやっている(彼には「政策調会長」くらいが適役)ところに今の「民主党」の、どうしようもない悲劇がある、と思う。

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