安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

「東京クラシック地図」(交通新聞社)は参考になりそうです。読みながら聴いたバッハやモーツァルトなどのCDも。 

2021-01-11 19:30:31 | 読書

先日、長野市の平安堂書店に寄ったら、交通新聞社フェアをやっていました。同社のコンセプトは「鉄道を楽しむ本」ですが、旅行や散策関連の書籍もあり「東京CLASSIC地図」が面白そうだったので購入しました。

東京の名曲喫茶やライブの聴ける場所などが紹介されていて、ジャズ喫茶巡りに加え名曲喫茶巡りもやりたくなりました。名曲喫茶の店主が推薦しているバッハやモーツァルトなどのCDも聴きました。

   

長野市の平安堂に展示してあった交通新聞社の書籍。「東京BEATLES地図」や「東京Blues Rock地図」もありました。

   

表紙。たとえば名曲喫茶。それはひとつの文化。という惹句はそのとおりだと思っています。

   

目次の一部。名曲喫茶やクラシックのライブ演奏が聴けるお店がずらっと並んでいます。

【名曲喫茶 ライオン】

名曲喫茶のトップは、渋谷のライオンです。ここは寄ったことがありますが、異次元空間でした。以下とりあえず寄ってみたいお店です。

【音楽喫茶 アカシア】

音楽喫茶「アカシア」は平成18年開業の新しいお店です。マスターは、声楽の先生でした。

ガッゼロー二とイ・ムジチによる「ヴィヴァルディ:フルート協奏曲集」がよく流れるようです。このレコードは、僕も気に入っています。

【平均律】

平成13年開業の「平均律」。

ルーシー・ファン・ダールによる「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」が、こちらのお店では評判がよいようです。

【名曲喫茶 カデンツァ】

名曲喫茶「カデンツァ」では、定期的にコンサートが開催されています。

ナルシソ・イエペス独奏の「ロドリーゴ:アランフェス協奏曲」がマスターのお薦め。

   

クラシック専門店の紹介もあります。それぞれの担当者がビギナー向きのアルバムを挙げてくれていました。

以下、本書を読みながら、また読了後に聴いたCD。

【ルーシ・ファン・ダール(vn)の演奏によるバッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ】

名曲喫茶の「平均律」で名前が挙がっていたCDです。

   

   

【ジャック・ランスロ(cl)、パイヤール室内管弦楽団によるモーツァルト:クラリネット協奏曲】

タワーレコード渋谷店の担当の方の推薦盤

   

【ヴェルディ「椿姫」(CD, Blu-ray Audio)。イレアナ・コトルバス(S)、プラシド・ドミンゴ(T)、クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団他。】

ディスクユニオン新宿クラシック館の担当の方の推薦。

   

Blu-Ray Audioの盤も入っているので、今回はCDではなくBlu-Rayで聴いてみました。再生機がテレビに接続しているソニー製のものしかないので、それで再生してみました。なかなかいい音でした。

聴いているところです。音はデンオンのサウンドバーから出ています。絵はこれで固定。  


エリック・アレキサンダー「NEW YORK ALL-STARS BURNIN' IN LONDON」とながの東急百貨店福岡物産展の話題

2021-01-10 19:30:26 | テナー・サックス

ながの東急百貨店で、福岡物産展が今年も開かれたので、のぞいてきました。明太子や八女茶などたくさんの店が出店していました。僕の目当ては「梅ヶ枝餅」でおやつ用にまだ熱いものを購入しましたが、皮がパリッとしていて、中のあんこも美味しい。熱いライブ演奏です。

ERIC ALEXANDER (エリック・アレキサンダー)
NEW YORK ALL-STARS  BURNIN' IN LONDON (ubuntu  2017年録音)

   

エリック・アレキサンダー(ts)は来日回数も多く、日本にもファンが大勢いると思います。僕も閉店した「東京TUC」ですぐ目の前で聴きましたが、エネルギッシュで楽器の鳴りがよかったのを覚えています。昨年の来日予定がコロナ禍で流れたのが残念です。本作は、ロンドンにおけるライブ盤。

メンバーは、エリック・アレキサンダー(ts)、ハロルド・メイバーン(p)、ダリル・ホール(b)、ベルント・レイター(ds)。ニューヨークオールスターズ名義ですが、実質は、エリック・アレキサンダーカルテットです。ロンドンの「Pizza Express Jazz Club」において2017年11月20日と21日に録音されたもの。

曲は次のとおり。

1  Almost Like Being In Love (Frederick Lowe)
2  I Could Have Danced All Night (Frederick Lowe)
3  Nightlife in Tokyo (Harold Mabern)
4  It's Magic (Jule styne)
5  The Night Has A Thousand Eyes (Jerry Brainin)
6  Summertime (George Gershwin)
メイバーン作「Nightlife in Tokyo」を除いてよく知られた曲ばかりです。2は、ミュージカル「My Faire Lady」からの曲ですが、その舞台がロンドンなので、いわばご当地物です。

タイトル通り、エリック・アレキサンダー(ts)とハロルド・メイバーン(p)を中心とした燃える演奏が楽しめます。スピードがあり、流麗なアレキサンダーのプレイは、アップテンポの「Almost Like Being In Love」や「I Could Have Danced All Night」で冴えていて、目の覚めるような演奏。メイバーン(p, 1936~2019年)は、全く年齢を感じさせずガンガンと弾いていて、とても伴奏とは思えないようなプレイをしている「Summertime」には驚きました。ベース、ドラムスもよくスイングしています。

   

クラブで演奏している写真。ライナーノートからです。

【ながの東急百貨店 福岡物産展】

昼食時ですが、結構大勢の方が買物に訪れていました。

明太子のお店。

八女茶のお店。

ひとくち餃子のお店。

ソフトかりんとうのお店。

いろいろありましたが、外せないのは梅ヶ枝餅です。

5個入りです。

皮がちょっとパリッとしていて好きです。

あんこがたくさん。大好きな餅です。

ガイドブックもいただいてきました。昨年は、博多と柳川へ行くつもりで計画していたのですが、コロナ禍で延期しました。早く行けるようになれば良いのですが。

【ながの東急百貨店】

住所:長野県長野市南千歳1-1-1
電話:026-226-8181
ホームページ:ながの東急百貨店

【梅ヶ枝餅 かさの家】

ホームページ:「かさの家」│ 太宰府名物梅ケ枝餅のご紹介 


水野美術館「彩りの樹木たち」展を観て、併設のレストランで昼食。(長野市若里)

2021-01-09 19:30:35 | お出かけ・その他

水野美術館の新年の展覧会「彩りの樹木たち 春草・玉堂たちと巡る四季のすがた」に行ってきました。冬に豊かな色彩を観るのもよいだろうと出かけたものです。ちょうど雪が降った後で、庭は雪景色でした。

展示の中で、特に感銘を受けたのは、池上秀畝の「歳寒三友」(1926年)、菱田春草「桐に小禽」(1908年頃)、横山大観・下村観山の「三保松原・三保富士」(1911年頃)です。鑑賞後は、併設のレストランでランチをいただきました。

   

今回の展覧会のチラシ。印刷されている絵は、菱田春草「夏・秋」(1910年頃)の一部です。この絵の色彩が素晴らしい。

   

チラシの裏面。上から三段目の右にある橋本雅邦「紅葉白水」(1902年)も渓谷の紅葉を描いて実物は見事なものでした。

左は中島千波「老樹三面藪椿」(2005年)、右は池上秀畝「「歳寒三友」(1926年)。

美術館外観

庭園。

池があります。

   

レストラン「四季彩MIZUNO」へ。

庭が見えるところに席をとりました。

四季彩弁当と珈琲を注文。

前菜。野菜サラダやイカ。

ドレッシングが美味しかった。

お弁当は三段重ねできました。

お正月以降洋食が多かったので、さらっとした和食が新鮮で、美味しくいただきました。

お造り。ハマチです。

海老や甘味代わりと思われるしっとりカステラなどなど。

珈琲。

【水野美術館】

住所:長野県長野市若里6-2-20
電話::026-229-6333
ホームページ:mizuno-museum.jp


カフェ・モンマルトル(cafe Montmartre)でナンとカレーのランチ(洋食&バー 長野市北石堂町)

2021-01-08 19:33:45 | グルメ

長野駅近くのカフェ・モンマルトルは、夜はスタンダードジャズの演奏も入るレストランで、一人だと嫌がられるという噂もあり、ずっと敬遠していました。しかし、一人でランチに入ったらそんなこともなく、普通の接客でした。

カレーとナンのセットを食べましたが、結構よくて、再訪してもよいと思いました。カフェ・モンマルトル(cafe Montmartre)の店名は、コペンハーゲン(デンマーク)のジャズクラブ「Jazzhus Montmartre」からかもしれません。

長野駅近くの二線路通り沿いに看板が出ています。ここを右に入ります。  

すぐこの駐車場に突き当たるので、ここを左折すればお店です。

   

外観

入口

看板

ランチのメニューは、三種類です。これはナン&カレー。

こちらはドリアとハッシュドオムライス。

大きなナンで、ボリューム満点でした。

カレーは4種類の中から2種類が選べます。シーフードとビーフにしました。

サラダ

コーヒー。濃い目のものでした。

店内。カウンターに座りました。テーブルや厨房が見えます。見えにくいですが、アップライトピアノも置いてありました。

夜はお酒主体のようです。

壁には、ギターなどが展示してあります。1960年代のアメリカといったムードでしょうか。

二階もあって、僕の後から入ってきた3組のお客様は二階に通されていました。ヴィブラフォーンが見えます。夜は演奏も入るようです。

【カフェ・モンマルトル(cafe Montmartre)】  

住所:長野県長野市南長野北石堂町1379 
電話:026-223-6836 
ホームページ:カフェ・モンマルトル (食べログのページです。)


アン・バートン「EARLY BLUE」と雑誌「KURA」の信州の絶品特集の話題

2021-01-07 19:30:55 | ヴォーカル(A~D)

雑誌「KURA」の2021年1月号の特集は、『信州の絶品 お取り寄せ&テイクアウト』です。おっと思ったのは、技あり信州そば玄人仲間の「冷凍二八蕎麦寥山(リョウザン)」と信州ゆめクジラ農園の「レストラン野菜専門農家の冬野菜」です。特に前者は、試してみる価値がありそうです。絶品の貴重音源を収録したCD。

ANN BURTON (アン・バートン)
EARLY BLUE (MUZAK 1958年~1968年録音)

   

アン・バートン(vo, 1933~1989年)のキャリア初期10年の録音を集めたCDが、昨年12月に発売されたので予約して購入しました。今まで全く復刻がされていないデビューEP(1965年録音, DECCA)の4曲をはじめ貴重な音源が収録されています。発売に至る経緯もライナーに書いてありますが、本当に奇跡のようなCDです。

伴奏ですが、デビューEP収録の下記曲目1~4は、Frans Elsen(p)、Ruud Jacobs(b)、Rudy Pronk(ds)など、17~18の2曲は、ルイス・ヴァン・ダイク(p)、jacques Shols(b)、John Engels(ds)、23~24の2曲は、マット・マシューズ(accordion)らが務めています。

曲は次のとおり。

1  Kansas City
2  Miss Otis Regrets
3  The Wildest Gal In Town
4  Sing A Rainbow
5  Everything Happens to Me
6  Ain't Misbehavin'
7  Exactly Like You
8  You've Changed
9  The Moon Looks Down And Laughs
10  When A Woman Loves A Man
11  How Long Has This Been Going On
12  I Could Have Told You
13  Baby Won't You Please Come Home
14  I Gotta Right to Sing The Blues
15  Mood Indigo
16  They Din't Believe Me
17  You Can Have Him
18  Let There Be Love
19  Fly Me To The Moon
20  Let's Get Away From It All
21  There Won't Be Any Spring This Year
22  Let's Try It
23  There Goes My Heart
24  'S Wonderful
24曲、収録時間は78分もあるサービスぶりです。概ねスタンダード曲ですが、あまり聞かない「The Moon Looks Down And Laughs」はビリー・ホリデイが歌った曲で、ホリデイをよく聴いていたという、バートンならではの選曲。

いろいろな録音を集めたものですが、そこにはデビュー前からのアン・バートンのまるでストーリーを語っているような温かい歌唱が一貫して聴けます。アン・バートンの音源はだいたい持っているのですが、1965年録音のDeccaのEPは入手困難なので収録された4曲は聴くことは叶わないと考えていたので、「Kansas City」以下の4曲を聴けただけで大満足です。さらに、「Ain't Misbehavin'」や「Let There be Love」といったよくスイングする曲も入っていて、リズムへの乗りの良さも楽しめました。

    

左側は、CDの裏表紙です。右は、DECCAレーベルから出されたデビューEP(1965年録音)のジャケット。

      

CDのライナーノートにあるアン・バートンの写真。 

【KURA2021年1月号(まちなみカントリープレス刊)】

   

表紙。「KURA」は、まちなみカントリープレスが発行する地域情報誌です。

   

茅野市の蕎麦店「寥山亭」、諏訪市の「高山製粉」、伊那市の「服部製麺所」が協力して開発した、今までにない高品質な冷凍そばだそうです。
関連ホームページ:手打ち蕎麦切り 蓼山亭 (theshop.jp)

   

   

珍しい野菜の詰め合わせ。安曇野市、松本市の14組の農家が140種類以上の珍しい野菜を中心に栽培。ケール、ポワロ、チコリ、プンタレッタ、タルディーボといったものを中量多品種作っているようです。

   

長野県内でも増えたきたクラフトビール(地ビール)の紹介。左は、伊那市高遠町の「PECCARY BEER」、右は伊那市西箕輪の「In a daze Brewing」。

   

ワインやシードルの醸造も増えています。左は、下伊那郡松川町の「フルーツガーデン北沢」、右は、安曇野市明科の「Le Milieu」(ル・ミリュー)の紹介。安曇野市のLe Milieuホームページ:le-milieu.co.jp