安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

二リンソウやサンカヨウ咲く中西山登山と奥裾花自然園散策(3)【名残の水芭蕉、ブナの大木、サンショウウオの池など】(長野市鬼無里)

2021-05-26 19:33:00 | 登山・ハイキング

中西山登山と奥裾花自然園散策の3回目で、最終です。奥裾花自然園の散策の様子を記します。僕は今回初めてでしたが、ブナの原生林や名残の水芭蕉に悠久の時を感じた気がしました。行程を再掲します。

【行 程】

奥裾花自然園駐車場 7:43 → 平成の森(登山開始) 8:33 → 落合分岐(稜線) 9:48ー10:03(休憩) → 中西山山頂  10:41ー 11:16 (昼食)

中西山山頂 11:17 → 落合分岐 11:41 → こうみ平湿原・吉池分岐(登山終了) 12:39 → (自然園周遊)→平成の森 13:59 → 駐車場 14:42

(奥裾花自然園散策)

中西山から下山後は、奥裾花自然園を回ってみます。

白い水芭蕉を観ることができました。遅い方のものだと思いますが、間に合いました。

ブナの森は、意外に明るめです。

吉池と対岸にあるトチノキの解説。

真正面に見えているのが、樹齢400年のトチノキです。

白い花は、タムシバです。

オオカメノキ。登山道沿いなどたくさんありました。

樹齢300年のブナの木の解説。

   

樹齢300年のブナ。一枚の写真に収まりきれません。

アカヤシオでしょうか。

アカヤシオかな。ムラサキヤシオ?

イワカガミ

イワカガミのアップ。

このあたりが、水芭蕉の大きな群生地のようです。

遠くに見えるのは、中西山だと思われます。

左に振って撮影。

勢いよく水が流れています。清流

 

自然園を周回したあと、平成の森まで下りてきました。

駐車場に向かっています。

(神社とサンショウウオの池)

脇にそれて、神社に寄ってお参り。名称は「奥裾花社」だと思いました。

少し離れたところから全体を。池の観察に来ている人がいます。

神社の前の池。

サンショウウオの卵です。

どんどん下りてきて、駐車場に着きました。水芭蕉の時季が過ぎたことと、本日の天候のためか、車は少なかったです。中西山へ行き、奥裾花自然園も廻ることができ、出かけてきてよかった。一緒に行動していただいたTさんとMさんに感謝。


二リンソウやサンカヨウ咲く中西山登山と奥裾花自然園散策(2)【中西山山頂、下山、出会った花】(長野市鬼無里)

2021-05-25 19:23:13 | 登山・ハイキング

中西山登山と奥裾花自然園散策の2回目です。山頂や下山の様子に加え、出会った花を記載します。稜線から見る奥裾花自然園のブナ林は圧倒的で自然の営みに感激しました。花も、ニリンソウ、サンカヨウ、ツバメオモトなど種類豊富でした。行程を再掲します。

【行 程】

奥裾花自然園駐車場 7:43 → 平成の森(登山開始) 8:33 → 落合分岐(稜線) 9:48ー10:03(休憩) → 中西山山頂  10:41ー 11:16 (昼食)

中西山山頂 11:17 → 落合分岐 11:41 → こうみ平湿原・吉池分岐(登山終了) 12:39 → (自然園周遊)→平成の森 13:59 → 駐車場 14:42

( 落合分岐(稜線)~中西山山頂)

稜線上を山頂目指して歩き始めます。

ところどころ雪はありますが、中西山までは難しいところはありません。

山頂近くなってきました。

山頂に到着。標識がありました。

すぐ奥に三角点があります。

東山(中央の三角形)が見えます。東山は信州100名山の一つです。中西山からはアップダウンがあり時間がかかるので、本日は行きません。天気が良くなく、北アルプス方面が見えないのが残念です。

(中西山山頂~奥裾花自然園)

昼食のあと、下山開始。

少し下った稜線上で、奥裾花自然園、戸隠連峰を撮影。

自然園のブナの森です。開いているところは、水芭蕉の池でしょう。鳥瞰してみることができ、ブナの森の豊かさに圧倒されました。

北アルプス方面ですが、ガスで全く見えません。

行き会った二人連れ。すごく早い方達でした。この他に一組の方と山頂で一緒になりました。

右折して下りていきます。道がぬかるんでいたので、転倒しないように慎重に歩きました。

ブナの森は、標高が高いと林内が明るめです。

木の皮をむいた跡があり、熊だろうと思われました。

平らになってきました。

この標識で、登山道から自然園の遊歩道に入ります。

(出会った花)

ニリンソウ

ニリンソウの群落

サンカヨウ

サンカヨウの群落。

山ワサビ

スミレサイシンでしょうか。

フキノトウ

エンレイソウでしょうか。

不明

フッキソウ

ツバメオモト

ツバメオモト

ショウジョウバカマでしょうか。

不明

不明。自然園の中でもいくつかの花に出会いましたが、それは(3)に記します。

(3)へ続きます。(3)は最終で、奥裾花自然園の様子などを記します。引き続きご覧いただければ幸いです。


二リンソウやサンカヨウ咲く中西山(1,740m)登山と奥裾花自然園散策(1)(長野市鬼無里)

2021-05-24 19:32:22 | 登山・ハイキング

5月22日(土)に長野市鬼無里の奥裾花自然園から中西山(標高 1,740m)に登りました。経験豊富なTさん、Mさんと一緒で、当初は東山(1,849m)の予定でしたが、僕の参加により手前の中西山までとなりました。

前日の雨で道がぬかるみ、花の写真を撮りながらで、かなりゆっくりです。ニリンソウやサンカヨウのお花畑や自然園のブナや名残の水芭蕉を観れて楽しい山行でした。歩行時間(登山部分のみ)は、約3時間20分。

【行 程】

奥裾花自然園駐車場 7:43 → 平成の森(登山開始) 8:33 → 落合分岐(稜線) 9:48ー10:03(休憩) → 中西山山頂  10:41ー 11:16 (昼食)

中西山山頂 11:17 → 落合分岐 11:41 → こうみ平湿原・吉池分岐(登山終了) 12:39 → (自然園周遊)→平成の森 13:59 → 駐車場 14:42

【奥裾花自然園駐車場~平成の森(奥裾花自然園入口)】

奥裾花自然園ホームページ:奥裾花自然園 | 信州鬼無里の観光情報/長野市鬼無里観光振興会公式サイト (kinasa.jp)

広い駐車場です。水芭蕉の花の最盛期は、かなり混みあうようです。

観光センター。ここで登山届をポストに入れました。

舗装された道を自然園入口まで歩いています。時季にはシャトルバスが運行されます。道路沿いに設置されているガードレールの表面は木製です。

途中、戸隠連峰の西岳などを観ることのできるポイントがあり、しばし眺めます。

一番左が西岳です。戸隠連峰を反対方向から見るのは、僕は初めてです。

平成の森に到着。道を挟んで、トイレもあり、しばし休憩。この左手奥に中西山登山口があります。

中西山登山道とあります。

すぐに左折します。

いいムードの森です。しかし、熊がいる一帯なので単独での登山は控えた方がいいと思い、今まで鬼無里の山には登ったことがありません。今回ありがたい機会なので、参加させていただきました。

中西山登山道という方向に沿って進みます。道をはさんで33番の標識(こうみ平湿原・吉池分岐)があります。

ふかふかとした良い道ですが、昨日来の雨でぬかるんでいます。

ゆっくりとしたペースです。

傾斜が続きます。

登山道の左右にお花畑が出現。ニリンソウの群生です。

少し拡大。

サンカヨウも群生しています。

小さな沢には水が溢れていました。

清流の横には山ワサビもあり、花が咲いています。

右手にうっすらと堂津岳が見えてきて、稜線が近い感じです。

稜線が近づきました。

手前には雪が残っています。

 

落合分岐の正面、北アルプス方向です。標識はありません。ここを左折して中西山経由で東山などへ、右折すれば、奥西山経由で堂津岳に至ります。

上ってきた方向です。残念ながら、北アルプス方面は見えません。

堂津岳方面。

休憩。どら焼などいただきました。

(2)へ続きます。(2)では、中西山山頂、奥裾花自然園までの下山の様子などについて記す予定です。引き続きご覧いただければ幸いです。


スティーブ・キューン「SING ME SOFTLY OF THE BLUES」と上田市「犀の角」でモーニングの話題

2021-05-23 19:33:00 | ピアノ・トリオ

先日、アルバイト先の上田市に早く着いたので、「犀の角」というお店でモーニングをいただきました。朝7時30分から営業していて駐車場も備えているので、今後も使えそうです。本来は、シアター(舞台)とゲストハウスを備えた施設です。目の前でこんな演奏を聴いてみたい。

STEVE KUHN (スティーブ・キューン)
SING ME SOFTLY OF THE BLUES (VENUS 1997年録音)

   

スティーブ・キューン(p, 1938年生)は、今やジャズジャイアントといってもいい存在だと思うのですが、初期のECMの作品などは、とっつきにくくて、ちょっと敬遠気味でした。今聴くと、それらも悪くないのですが、彼が4ビートに乗ってスイングしたものは、格別で、これもその一枚。

メンバーは、スティーブ・キューン(p)、ジョージ・ムラーツ(b)、ピート・ラロッカ(ds)。本作のタイトルやメンバーをみると、キューンとラロッカがサイドメンとして参加した、アート・ファーマー(tp, flh)の「Sing Me Softly Of The Blues」(1965年録音)を意識して作られたアルバムだと思われます。

曲は次のとおり。

1  This is New (Kurt Weill)
2  Dance Only Wiht Me (Jule Styne)
3  Chicken Feathers (Steve Kuhn)
4  My Funny Valentine (Richard Rodgers)
5  Sing Me Softly of The Blues (Carla Bley)
6  Naima (John Coltrane)
7  Sticky Kisses (Steve Swallow)
8  Who Cars? (Geroge Gershwin)
9  Lament (J. J. Johnson)
10  The Very Thought of You (Ray Noble)
5のカーラ・ブレイ作のタイトル曲に、3のキューンの自作、7のスティーブ・スワロー作の曲を除いて、スタンダードやジャズオリジナルでよく知られた曲です。

アート・ファーマーの「Sing Me Softly of The Blues」(Atlantic)が愛聴盤で、そこでスティーブ・キューンを知ったので、このCDに注目したのですが、そういうことは置いておいても良い作品です。「Who Cars?」は、アート・ファーマーのArgo盤で馴染んでいたので、このアップテンポの演奏には衝撃を受けましたが、キューン(p)の右手ロングラインのソロが素晴らしい。リリカルでラヴェルの作品を想い起こさせるような「Naima」や「Lament」、ムラーツ(b)も活躍する「The Very Thought of You」などなど聴きどころ満載。

   

ジャケット裏面にあるスティーブ・キューンの写真

アート・ファーマー「Sing me Softly of the Blues」のレコードも聴いてみました。

【犀の角】

住所:長野県上田市中央2丁目11−20
電話:0268-71-5221
ホームページ:トップページ - 犀の角 SAI NO TSUNO

上田市の海野商店街の一角にあります。

喫茶の案内

店内。広い空間です。

舞台。演劇や音楽の演奏などが行われるようです。

トーストセット。

野菜サラダが多めで、フレッシュです。トーストにジャムをのせていただき、充実した朝食になりました。

wifiは無料でつながります。海野町のバス停が目の前です。


上田駅お城口「力亭」のヒレかつ定食 (とんかつ 長野県上田市)

2021-05-22 19:44:10 | グルメ

現在、アルバイトで上田市に通勤しています。同市は、長野県の東部にあり県内では長野市、松本市に次ぐ3番目の規模の都市で人口約15万人です。新幹線の停まる上田駅周辺やその東側に多数の飲食店があります。

その中でも有名なのが「力亭」です。2~3回入っていますが、今回初めて「ヒレかつ定食」をいただきました。低温で揚げていると思われるかつの仕上がりはしっとりとして柔らかく、最高です。上田駅至近です。

    

看板。2012年に廃業した東京上野の有名なとんかつ屋さん「双葉」で修行した方がやっているお店です。

外観

店内。奧から入口方向を撮っています。今日は早い時間なので人はいませんが、休日のお昼などは混み合います。

奧には小上がりもあります。

「味つかみ」と箸袋にあります。

ヒレかつ定食。ごはんは小盛りにしてもらいました。

衣はかなり薄いです。キャベツはお代わりしました。

味噌汁はしっかりとした味です。

漬物。質、量ともに付け合わせの域を超えています。

大根、きのこの煮物。

断面もきれいな色をしています。

上田駅お城口を出て左手の天神にお店はあります。駅から1~2分です。

満足した気分で、これから長野の自宅へ帰ります。

【力亭】

住所:長野県上田市天神1丁目2−32
電話: 0268-22-8938
ホームページ:とんかつ 力亭 - 上田/とんかつ [食べログ] (tabelog.com)