家畜の幸福（２）

長寿な鳥の悩みを聞いて下さい。。

　オウムは長生きするらしく、１００歳を超える例もあるらしい（１００歳超えも？　ご長寿オウムたちが集う家）。
　なので、飼い主に看取られるのではなく、飼い主を看取るケースも出てくる。
　可愛がってくれていた飼い主が亡くなることは、家畜にとっては「神の死」に等しい。
　そしてこれは、通常の場合、「幸福」の喪失を意味するだろう（別の愛情溢れる飼い主に恵まれれば話は別であるが。）。
　この状況をいわゆる「カイシャ人間」型のサラリーマン、または専業主婦／主夫になぞらえて言えば、会社の倒産・廃業や整理解雇など、または配偶者との死別や離婚などに相当するだろう。
　「紅蓮の弓矢」の歌詞ではないけれど、「家畜の安寧」は「虚偽の繁栄」と紙一重なのかもしれない。
・・・と思いきや、飼い主から逃れたか遺棄されたと思われるワカケホンセイインコの大群が、東京で野生化しているらしい（東京）東京に野生のインコの群れ？）。
　彼ら/彼女らは、東京工業大大岡山キャンパスをねぐらとしていたようだが、ここから自由が丘は目と鼻の先の距離にある。
　「自由が丘に自由はありき」といったところか？