Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

姓の廃止

2021年07月29日 06時30分30秒 | Weblog
世界で異例の夫婦別姓、世論は7割賛成も最高裁判決はまたNO 女性裁判官は15人中2人
 「海外で夫婦別姓を認めない国は日本以外に見当たりません。国によっては同姓、別姓、ミドルネームのように夫婦の姓を結合して使う「結合姓」、新しく姓を作ってもいい国だってあります。
日本の場合、96%が婚姻の際に夫姓を選んでいることは問題だとして国連はこれまで3回、是正勧告しています。現在は男女とも婚姻前にキャリアや信用、人脈、資産を積んでいます。改姓に伴う負担、コスト、手間は大きすぎるのではないでしょうか。


 日本の制度が特殊であることは確かなようだが、これがもっぱら男女差別に基づくものであるかどうかについては、異論の余地がある。
 夫の姓を名乗ることは、男女差別であると同時に、かつてのイエ制度の名残りであるという指摘も有力だったからである。
 だが、これについても異論があるようだ。

未だに夫婦別姓が進歩的だと勘違いしている人たちへ
 「夫婦同姓とは、夫婦一体を重視した欧米から輸入された近代的な家族像に基づくものでした。近代化を遂げて欧米列強の仲間入りをするためには、従来の伝統的な家族観を捨て去る必要があったのです。つまり、現在の選択的夫婦別姓導入派の主張とは真逆に、当時は夫婦別姓が日本古来の伝統的なイエ制度を破壊するものとして批判にさらされていたのです。
 こうしてみると、結局はイエ制度や個人の尊重と、同姓別姓は論理上において必ずしも一義的に結びつかないことがよくわかります。ましてや、同姓であれば遅れている、別姓であれば進んでいるというものでないことは明らかでしょう。現在交わされているそれぞれの主張の論拠に思想上の混乱が透けて見えます。
 ちなみに、お隣の韓国では、これとは逆に伝統儒教的な家族観を今なお重視しているがゆえに、結婚しても終生実家の姓のままで過ごすことが一般的です。
 さぁどうでしょうか。このように見てくると、本当に選択的夫婦別姓制度の導入が、近代的な個人主義に基づくイエ制度からの解放であると言えるのでしょうか。他方で、夫婦同姓を続けることは日本古来の伝統的家族像に合致しているのでしょうか。
 ぜひ一度、よーく考えて見てください。


 この論者は、「夫婦一体」=核家族的家族観によってイエの克服が試みられたという見方を示唆している。
 色々と考えてくると、姓に異常なまでに執着するのは、いずれにせよイエ制度の名残りという気がする。
 極論かもしれないが、姓への執着をなくし、「姓を名乗らないことも選択できる」制度があっていいように思うのである。
 
コメント
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