そもそもMIKIKO氏チームの企画案は、リハーサル寸前まで進められており、完成形に近いものだった。総勢500人に及ぶスタッフやキャストらとも、本番に向けて契約を結んでいたという。 ところが、電通側は、昨年5月にMIKIKO氏が責任者から降ろされて以降、彼らの処遇を宙ぶらりんのまま放置していた。一方で、新たに佐々木体制に変更したからといって、逆に契約を解除するという連絡を取ることもなかった。
何だか、労働相談で頻出する、「解雇するのではなく、精神的に追い詰めることによって自主退職に追い込む」やり方に似ていて不愉快極まりない。
集団が背後に隠れていて、第三者には見えにくいというところもやはり気味が悪い。
「権力と金力に群がる集団」という、夏目漱石が蛇蝎のように嫌っていた日本最大の病原菌が、現在も盛んに活動しているのである。
だから、「日本は終わってしまう」というのは大袈裟な表現ではない。
私見だが、第二次大戦などの経験から何も学んでいないことを指摘したものと言えるだろう。
私見だが、第二次大戦などの経験から何も学んでいないことを指摘したものと言えるだろう。