「若いうちは転勤も楽しい。でも家庭を持つと、自分の人生設計を自由にできないことが苦痛になる。特に子供がかわいそうになる」と、ヤメ検の先生が、ご自身が検察官を辞めて弁護士になった理由を明かした。
バーディーがもといた会社も2~3年に1回の割合で転勤があり、15年間で日本百名山を踏破した人もいるくらいである。若いうちは転勤も楽しいだろう。たとえば、関東と関西を行き来すれば、いい刺激にもなるだろう。ところが、問題は、必ずしも希望が通らないということ、むしろ、希望が通らないのが普通だということである。
よくあるのは、家を新築したとたんに単身赴任を余儀なくされるというパターン。マイホーム人間にはさせないという組織の強い意志を感じさせる。ちなみに、これは裁判官の世界でもあるそうである。
私が見聞した最悪の転勤命令は、共働きのカップルのケース。妻(非職員)が東京勤務のため、夫(職員)が東京本店勤務になったのを機に結婚し、マンションを借りたものの、1年で夫は地方に転勤になったというケース。こうなるとほとんど嫌がらせである。新婚早々単身赴任生活は耐えられないだろう。案の定、その人は半年後退職した。
あと、ありがちなのが、理由はよくわからないが、希望がいつも通る人とそうでない人との明暗が分かれること。15年近く自宅から通勤できる人もいれば、10年以上単身赴任生活の人もいる。自宅から通勤している退職間際の方に「やはり最後は希望が通るのですね」ときくと、「いや、隣の部にいるうちの同期は全員単身赴任だ」という。なんともはや。
ところで、アメリカ人の交際は一般に淡白で、その理由として、引越しが多いことがあげられる。しかも、広いアメリカのこと、引越ししてしまうと再会の可能性は限りなく低い。
・・・そういえば、私も対人関係に淡白だと思う。転勤稼業に染まって、いつの間にか「どうせ2年でお別れだからな」という感覚になっていたのかもしれない。
バーディーがもといた会社も2~3年に1回の割合で転勤があり、15年間で日本百名山を踏破した人もいるくらいである。若いうちは転勤も楽しいだろう。たとえば、関東と関西を行き来すれば、いい刺激にもなるだろう。ところが、問題は、必ずしも希望が通らないということ、むしろ、希望が通らないのが普通だということである。
よくあるのは、家を新築したとたんに単身赴任を余儀なくされるというパターン。マイホーム人間にはさせないという組織の強い意志を感じさせる。ちなみに、これは裁判官の世界でもあるそうである。
私が見聞した最悪の転勤命令は、共働きのカップルのケース。妻(非職員)が東京勤務のため、夫(職員)が東京本店勤務になったのを機に結婚し、マンションを借りたものの、1年で夫は地方に転勤になったというケース。こうなるとほとんど嫌がらせである。新婚早々単身赴任生活は耐えられないだろう。案の定、その人は半年後退職した。
あと、ありがちなのが、理由はよくわからないが、希望がいつも通る人とそうでない人との明暗が分かれること。15年近く自宅から通勤できる人もいれば、10年以上単身赴任生活の人もいる。自宅から通勤している退職間際の方に「やはり最後は希望が通るのですね」ときくと、「いや、隣の部にいるうちの同期は全員単身赴任だ」という。なんともはや。
ところで、アメリカ人の交際は一般に淡白で、その理由として、引越しが多いことがあげられる。しかも、広いアメリカのこと、引越ししてしまうと再会の可能性は限りなく低い。
・・・そういえば、私も対人関係に淡白だと思う。転勤稼業に染まって、いつの間にか「どうせ2年でお別れだからな」という感覚になっていたのかもしれない。