この業界においては、お客さんの大半はトラブルに巻き込まれた方なので、ハッピーではない。だから、広告の出し方も神経を使う筈なのだが、どういうわけか、そうでない事務所が存在する。
例えば、得意分野として真っ先に「離婚」を掲げる法律事務所。最も身近な訴訟なので、これをやらないという一般民事の事務所は極めて少ないと思うが、「離婚専門」ないし得意分野の先頭に「離婚訴訟」を標榜する事務所というのは、ある意味で要注意だと思う(もちろん、やりがいを感じて一生懸命やっている人もいるけれど・・・)。
離婚訴訟というものは、弁護士会の報酬基準どおりだと、着手金だけであればおそらく赤字となる可能性が高い。ということは、この手の事務所は、原告(別れたい側)代理人として成功報酬を取ることまでを前提としているものと思われる。そうすると、「勝つためには、多少無理な主張・立証でも行う」という姿勢に傾きやすいと思われる。これが、夫婦にとって、子供にとって、あるいは社会にとって、いいことなのだろうか。バーディーは、社会全体を不幸にする仕事を収益の柱とすることには、疑問を感じるのである。
例えば、得意分野として真っ先に「離婚」を掲げる法律事務所。最も身近な訴訟なので、これをやらないという一般民事の事務所は極めて少ないと思うが、「離婚専門」ないし得意分野の先頭に「離婚訴訟」を標榜する事務所というのは、ある意味で要注意だと思う(もちろん、やりがいを感じて一生懸命やっている人もいるけれど・・・)。
離婚訴訟というものは、弁護士会の報酬基準どおりだと、着手金だけであればおそらく赤字となる可能性が高い。ということは、この手の事務所は、原告(別れたい側)代理人として成功報酬を取ることまでを前提としているものと思われる。そうすると、「勝つためには、多少無理な主張・立証でも行う」という姿勢に傾きやすいと思われる。これが、夫婦にとって、子供にとって、あるいは社会にとって、いいことなのだろうか。バーディーは、社会全体を不幸にする仕事を収益の柱とすることには、疑問を感じるのである。