今時、書店に出かけると文庫本が目立つところに陳列されている
学生・児童のための「夏休み用」の 本だ
昔もこのように「夏の100冊」みたいなものがあったが
最近は表紙がかわいいイラストを使われて、つい手に取ってしまいそう
これらの陳列を見ると少し羨ましい気がしてくる
まるで砂に水が染み込むかのような吸収力と素直な感受性の若い人たち
読むことによって知らない世界に飛び込み、そこで味わうことになる濃密な時間の体験
その体験の充実感、それは一度知ってしまったら抜け出せないものとなる
その体験を今まさにしようとすることに対して羨ましいと感じるのだ
最近夏の100冊は、自分の若い頃とは違ってきているだろうけど
古典と言われる定番も依然として陳列されている
読むべきだった本、いつか読むぞと思いつつそれきりになっている本
そこでフト思った
読んでない本のあること、あるいは聴いたことのない音楽があるということは
とても良いことだと、、
今のところ、幸いなことに知らないことに対してまだまだ好奇心は働く
この好奇心のあるうちに、お金の掛からない趣味を満喫するようにしなければ、、
しかし、目がだんだん追いつかなくなってきている
できるうちにしないとアカンということなんだろうな、、