パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

京都日帰り旅行(竜安寺など)

2015年07月12日 08時08分54秒 | 旅・旅行

意図的にそうしようとしたのではなかったが
今年はじめての京都日帰りの旅(7/11)
昨年も夏に行っているので写真の日付を確認したら
ちょうど一年前だった(7/12)

年に3回ほどの京都の日帰り旅行
「そうだ 京都 行こう」のJRのキャンペーンのお寺さんは
ほとんど行っているし、最近は気力も続かないので
目的地を2つほど決めてそれでお仕舞いにすることが多い 

今年は久しぶりに凝った場所ではなく有名どころの
竜安寺、それと近くの好きな仁和寺、それから北野天満宮の上七軒界隈を
目指して、あとはお楽しみとして虎屋一条店近くの虎屋菓寮

久しぶりの太陽がのぞく一日
そのせいで暑かったが、竜安寺の石庭に向かう道は木陰が気持ちいい

 観光客は目立って多いことい事はなく、お目当ての石庭と対面
 

写真等で見慣れているはずなのに、第一感、「あれっ!こんなだった?」
この驚きは良い方の驚き、
実は何十年も前に来ているが、その時は
これが 有名な枯山水の石庭か、ふーん。
くらい印象で特に心に残っているわけではなかった
だから見たという記録だけを残してそそくさと後にしたが
今回は単純に「きれい!」と感じた

そのきれいという感覚は、どこかピンと張り詰めた緊張感
(作庭家の精神状態を想像してしまったが〉
幽玄とか侘とかとは違う、もっと合理的・法則性に基づくような感じがした
だから白石が海を、岩は島、山を表わすというよりは
もっと抽象的な配置・バランスだけでその美が成り立っているような気がした
それと、この庭が想像よりも大きなものに感じられた
特に横方向の長さは前面に石が配置されていないせいか
とても大きなものに思われた

これは禅の庭というより、西洋の抽象画の緊張感のある作品の何かほうが
世界観が近いのではと勝手に想像してしまった

しかし不思議なのは、何故今回は感動したのか
という点
ゴッホのひまわりを二回目に見た時は感動どころか
失望した記憶がある
太秦広隆寺の弥勒菩薩も二度目に見た時は
やはり特に感動を覚えなかった
しかし、今回は(多分二度目、もしかしたら三度目)違う

今までの経験からすれば、感動しないはずだったのだが
全くの反対だった

竜安寺の石庭の良さを感じ取るには人生経験が必要
ということなのだろうか
もしそうだとすると、自分もそれなりに少しはまともな
時間の過ごし方を してきたのか、、

いつも京都に来ても、昼ごはんはせいぜいニシン蕎麦くらいで
節約モードだが、今回は少しだけ奮発(?)
仁和寺の前の左近で鱧関連の昼食とビール

 

昼間からビールを飲むのはめったにないが、
ま、いいか!と自分に言い聞かせる

仁和寺は好きなお寺さんだが、何が好きかといえば回廊〈渡り廊下)

この回廊を歩いて、この景色を見て生活した人のことを想像すると
少し羨ましい

仁和寺は数年前に来ているので、あっさりと引き上げて
北野天満宮の近くの上七軒界隈へ
北野天満宮は甥っ子が大学受験の時にお参りに来たことがある
天満宮の境内を歩くと菅原道真公の母親がまつられた社があった
そこには彼女は大伴氏の家系であることが立て看板に書かれてあった

勢いがなくなったとはいえ結局は菅原道真公も
由緒正しき豪族の家系だったのか と勝手に納得(何を)

さて上七軒

夜になればもう少し雰囲気が出るかもしれないが、京都の町らしいといえばらしい
でも、さほど感動はせず、一気に通過 

ここから烏丸今出川、つまり御所まで歩き
北野天満宮も御所からどのくらいの距離だったのかを
実感として味わいたかったから、あえてバスには乗らず歩いてみた
北野白梅町から烏丸今出川、地図を見ればなんてことないように見えても
いざ歩くと道路の硬さや暑さもあって意外に疲れる

堀川通までがやたら長く感じられた
昔の人は歩くしかないから(一部の人は馬や牛車)
随分足腰が強かったのだと再確認
御所との位置関係もなんとなく分かる
北野天満宮も、今回は行かなかった下鴨神社も
御所からの距離の感覚は思ったより近い
(御所は平安時代は今の位置より西にあって、
 もっと北野天満宮に近い)

さて烏丸通りを下ってお目当ての虎屋を目指す
久々の晴れということもあって外は京都特有の暑さ
一条店を曲がって20メートルほどの菓寮
クーラーの効いた席は満席
しっかり歩いて疲れていたので席があく時間を待つのも我慢できす
テラス席で

ここでのお菓子と抹茶
これで三度目となるが、いつもちょっと心に引っかかるところがあって感動する
特にお菓子、さすがにお菓子屋さんだけあって感動することはお茶ではなく菓子の方
なにかありきたりではない、どこかちょっとだけ工夫というか、アクセントが効いている
(それは見た目ではなく味のほうで)
この一工夫を感じたくて来ることになるのだが、今回もやっぱりよくわからないが
何かが違う、、

京都の町は今は祇園祭の真っ最中
繁華街の四条烏丸ではこんな風景も


 それにしても暑くて疲れた
iPhoneのヘルスケアによると歩いた距離は14キロを超えていた 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 住民投票結果を受けての庁舎... | トップ | 市側の必死さが見えない見直... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅・旅行」カテゴリの最新記事