パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

人の一生

2021年05月25日 09時04分23秒 | 徒然なるままに

ライオンの身体と人間の顔をもったスフィンクスは旅人に
「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足は何だ?」
と問いかけ、答えられない者を食べてしまったとの話がある

不幸な運命を背負った男(エディプス)は「人間」と答えて難を逃れた
赤ちゃん時代はハイハイで4本足、成人になると2本足、
そして老人になると杖が必要になって3本足になることから
人間の一生を現していると答えたのだ

先日偶然見かけた、こうした一生を面白く表現したものに次のようなものがある
赤ちゃん時代は今(現在)ばかり、
子どもから青年時代は未来ばかり(夢ばかり語る)
壮年時代は未来と過去が同居して
老人になると過去ばかり(思い出に浸るばかり)
最後は今(現在)ばかり(病気で臥せっていたりすると今しか存在しないかのよう)

なるほど、これも面白い
で関心となるのは、自分が今どの位置にいるのか?という点だ
残念ながら未来が果てしなくあるというわけにはいかない
出不精になった今は、山も海外も行った後の疲れを思うと気がすすまない
と言って過去ばかりに浸るのはまだ早い!と思い込もうとしている
(いずれそうなったとしても、今はまだいい)

今の気分としては、若い人には嫌われそうだが、「こうした方が良いよ!」
とアドバイス(説教)したがっている気がする
その気持は年々大きくなっているかもしれない
この気持ちも年齢の為せる技か、、、

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