季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

隙間

2010-06-09 21:43:43 | 暮らし Daily life
近江八幡で。

この地名読めますか?と聞かれて読めなかった。
仲屋町中

           



「スワイチョウナカ」だそうです。
まったく想像も出来ませんでした。

スワイとは家と家の隙間の事を言うそうです。
商人たちの家々の間にも隙間が。

また隙間の事が私の中でクローズアップされる。

家と家の間。
夫婦の間。
親子の間。

それぞれ適当な間隔ってあるよな。と思う。


私がここしばらく寝る前に読みふけっている本がある。これ。


カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)
クレイグ・H・ヘラー,ゴードン・H・オーリアンズ,デイヴィッド・M・ヒリス,デイヴィッド・サダヴァ
講談社

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まあ難しい、かも。
なかなか簡単には読み進められない。

それでも読んで行くと、私が学生だった頃より随分と細胞の中の様々な物や仕組みや働きが解明されていてとても面白い。
読むたびに寝る前にこんなに興奮していいのかと思うほど生命の神秘に感動する。
人智を超えた大いなる存在を感じずにはいられない。
そう、寝る前に自然科学の本を読むことは私にとっては聖書やお経を読むことに似ている。

その中で細胞の分裂の働きの事があって、一つの細胞が二つになる仕組みが書いてあるんだけどそれが意味深い。

まず核の中の染色体がコピーされてそれが分かれて両極に寄って、その間に壁ができてそれが広がって二つになる様。(詳しくは書けないので読んでください。)

私達の体の中でもいつもとてつもなくたくさんの数の細胞が分裂していると思うけど
それを考えると、本当に命ってとてつもないと思う。

それにこの分離の所が子育てに通じるような気がする。
しっかりと心意気を譲り渡して真ん中に始めは薄く、だんだん広くしっかりと膜を張って隙間を作る。いつまでも一つの核が細胞全体を統率しようとして分離を拒んでも、それは細胞が属する生命そのものの危険を意味する。しっかりと分かれてそれでも何気なく繋がって独立して生きて行くことが必須だ。

うちは今はまだ膜が薄く張って広がりかけてる状態。
自立して栄養を補給できるようになったら独立だな。
あの人たちはまだ自前のミトコンドリア(仕事)を持っていないので
栄養(ATP)を生産する事が出来ないので。
それまでしばらくこの微妙な間隔を楽しもう。
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