旅日記 調布

友達と深大寺に行った。
バスに乗って。ナバホの布でできたベストを着たいなせなオジサマに声をかけられる。「その箱にベイビィが入ってるのかい？」って。…箱ってベビーカーの事か…。赤ちゃんを見せるといかにもかわいらしいという様子。
深大寺にどうやって行ったらいいか聞くとその人はわからないよう。隣のこれまたいなせな皮ジャン・リーゼント、ロマンスグレーのオジサマが丁寧に教えてくれる。バス停に着くと「ここだよ！そこの信号を渡って右に行くとすぐだから。」なんて親切。
調布には素敵な「チョイワルオヤジ」が多数いらっしゃる様子です。

途中で「ゲゲゲの女房」に出てきた河原が出現。

　　　　　　　

無事に着いて歩く。なんて素敵なんだろう。新緑がきれい。空気が新鮮。気持ち良くなる。

　　　　　　

水車小屋があります。ここで粉を曳くのだそう。蕎麦の実を曳くので蕎麦が名産。
素敵なお蕎麦屋さんがいくつも軒を連ねています。
私は食べられないので残念！

　　　　　　　

ちょっとした小道も趣がある。

　　　　　　　

観光案内所の近くにあった。鬼太郎茶屋。もう思っていた以上に魅力的。細部まで凝っています。

　　　　　　　

素敵なグッズも目白押し。いくつか買い求めました。

　　　　　　　

ここが深大寺（じんだいじ）。伝統を感じる。

　　　　　　　

手水場がとても美しい。

　　　　　　　

石畳をぐいぐい進んですごい振動のはずなのに、赤ちゃんはずっと寝てて楽しくお参りをすることが出来ました。
友達も久しぶりに出かけたようで存分に楽しんだって。
「いい所に住んでるってわかった！」と喜んでいました。

ゆっくりと話をしたり。友達も解放されたよう。
生まれた国から離れて旦那様は仕事に忙しく、友達も少なく一人で赤ちゃんの面倒を一日見ていると、とてもやりきれなくなるらしい。学歴も高い彼女なら尚更。友達の社会進出を横目に「こんなはずじゃなかった！」と思うって。
日本人の私でも同じような気持ちで随分苦しかった。こんな人はたくさんいると思う。
「孤族の国」と言う特集が新聞で少し前にあったけど、子育てしているお母さんたちも孤族だ。
昔あった生活共同体の機能が失われてとても困っている。
子育てをやりきれなくて、子どもにつらく当たってしまう事もうなずける。人ごとじゃないんです、私には。一人では子育ては無理だと思う。頑張って踏ん張ってもどこかでひずみが出てくる。
これからつながり助け合う形態が出てきたらいいなあ。

彼女はそのうえ地震と原発の事故が来た。緊張と不安が一気に最高潮に達する。
行って良かった。また行こうと思う。お江戸の散策も楽しみ！

旅日記 静岡

ドキドキの久しぶりの新幹線にも乗り遅れずに乗れて一安心。すぐに浜松に着いてすぐに在来線に乗り換えて島田に着いた。長い間会いたくて会えなかった敬愛するやまんばさんに会いに行く。
お元気そう。一緒においしい手作りのお弁当を頂いて過ごす。

それから、これも長い間行きたかったゆみちゃんの家。なんとそのお家は随分山の奥にあって、一からご主人と手作りで建てたそう。
羊を飼い、お茶を育てて暮らしています。

　　　　　　　

家の前の敷き石だけでもこんなに素敵。

　　　　　　　

「裏の山で採れたんだ」と頂いた美味しそうなシイタケ。原木で育ててるらしい。すごい大きさと厚さ。

　　　　　　　

いろんな話が尽きない。気持ちの良いお家、風景、仲間。美味しい空気と水、食べ物。幸せの根源。

そして友人宅でお世話になる。
手入れの行き届いた素敵な庭にたくさんの種類の植物。
菜園に瑞々しい野菜。
かわいいワンちゃん。
あ～、理想的！なんて思いながら美味しいお食事を頂いて温かい布団で眠らせてもらう。

次の日にはカエルのがま口を一緒に作って楽しく過ごす。
最終日は羊仲間の「洗った原毛のごみ取り作業」に加わる。
もうずっと一緒にいたかのように溶け込む。それが不思議。

話の中で手作業から得られるものの話や地震の話などいろいろ語り合う。
実り多い時間。豊かな明るい時が流れる。

また参加したい。この仲間に会いたい。次も楽しみです。
お世話になった方々、本当にありがとうございました！