羊パレット

静岡の友人からも、毛刈りの師匠からも聞かれた、「出展しないの？」
　羊パレットずっと考えて２の足を踏んでいたけど、とりあえず申し込みました。

今はハンドワーククラブの人たちで共同作品を作って披露する計画です。
が、精神科のクリニックと言う事もあって制約もあるかもです。

それでも、これだけ長く１０年以上も毎週朝から夕方まで羊毛の仕事をして元気になっている私たちが、ここで発表しないわけにはいかないなあと思う。
アートとしてじゃなくて、治療の一環として羊があると言うのを発信することはとても大事なんじゃないかと。

共同作品が発表できなかったら自分の作品にするかも、ですが。
私の作品は毎日の暮らしの中で使うものを前提に作られていて展示したりお見せしたりするために作ったことがないので、ちょっと自信がない。「これが私の作品です！」って言うものが。
いつも使う人に合わせて作るから作品の中に「自分」があまり入ってない。

芸術と言うより民芸なんだと思う。「用の美」だったらあると思う。

そんな事をつらつらと考えながら過ごしています。

とにかく200点近く応募があるらしいので、200人の人達が今、頭をキリキリ言わせているのだろうな。参加することに意義がある。オリンピック精神でとにかくエントリー。