季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

絶賛!

2014-06-23 21:18:14 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

午前中は同じ階で女性ミーティングがある。
今日はその人たちが引きも切らず訪れる。それも見学に。
きっと噂を聴きつけての訪問。
2人は「うちら、和裁と洋裁しててん。」と言う。それでハンドワークのみんながしている手縫いをすごい好奇心ビームで観る。
作った作品を見せてあげて!と言うと半年以上かけて出来たズボンを見せる彼。
それを「これこれ!聞いてたの!」って感じで観る2人。手に取って感心してまじまじと眺める。
ため息、感嘆の声。
布の手触り、手縫いの縫い目の美しさ。丈夫さ。作りの確かさ。ただただ感心している。
矯めつ眇めつ眺めながら、見てる人の心が膨らんで明るくなる。
作った本人はこんなに褒められてくすぐったそう。何かをしてこんなに手放しで褒められることってそうそうないと思う。
でも私もこれは本当に素晴らしいと心から思っています。

2人が一番褒めたのは内側。(そうなんです。だから私は「内側を見せてあげてね!」って言ったんだ。)どの縫い代もきちんと袋縫いやかがり縫いで丁寧に丁寧にしまつしてあります。縫い目は細かく妥協は一切なし。それを「いくら手縫いでもこんなところまできっちりする人はいないと思う。」って言われた。
「うちらミシンでもこんなんよーやらんわ。」って。

さすが手に覚えのある人々、観るところが違う。そして彼女たちに褒められるってのは本当に価値がある事。
私がいくら褒めても他の人がいくら褒めてもピンと来てなかった彼が、「僕がやった事ってホントにすごい事やねんなあ。」って実感したと思う。まあ、着たら一番わかると思うけど。

他の人たちの縫っているものもひとしきり見て、感心。そして「うちらもまた参加させてもらうわ!」とミーティングの部屋に入って行った。
良かったねえ、みんな褒められて。ほんとに。

その一方で、一人が持ってきた布を巡って話しが盛り上がる。
カラフルなエスニックな布と小花柄ののれん。
2人が何を作ろう?っていろんな方向に体に巻いてみたり乗せてみたり。考えている。
ファッションショーみたい。
「こうやったら?」とか「じゃあこうは?」とか。それがいちいち面白くて、みんなでげらげら笑う。
だって腰に撒いたりふんどしみたいに下げたり、ほんとに面白い。関西人やからやろうか?この面白さ。どうしても受けるようにしか行動できない。
笑ってるけどみんな真剣に考えてる。それでふと見てて私も思いつく。シャツにしよう!
頭を通す穴を作って脇の布を足して…。で、やってみようと言う事になる。

決めたら真剣。私もちゃんと測ってしつけ縫いをして渡す。彼もちゃんと縫う。「ほんまにこれ着るんか?」って顔しながら。
着れるようにしましょう!

そうやって楽しくて楽しくて笑う時間が過ぎる。

そんな事しながらもちゃんと作品は作り続けます。
ちゃんと採寸して作っているベスト。バイヤステープを着物の端切れで作って、ちらりと見えたらおしゃれって風にした。

       

初めてフェルト作品を作る彼の作ったペットボトル入れ。色も素敵。仕上げが美しい!

       

みんなに「王将アイスや!」って言われ続けてるポーチ。すごくきれい。

       

阿呆な事ばっかり言って、楽しくて楽しくて一日があっという間に過ぎて。
私は怪我の事もあって、朝はちょっと心配だったんだけど、それも心配なく。みんなは私が指が痛くないように、自分の事をしたり荷物を運んでくれたり。みんなと過ごすうちにずんずん元気になった。

みんなも私と同じくらい楽しかったら良いなあと、一週間楽しみだなあと、思いながら片づける。
私はめっちゃ楽しい。この仕事、大好き。

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